深刻化する“友達のいないおじさん”問題。なぜ中高年男性は遊びに誘えないのか――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年6月22日 8時45分
「本来は幼少期からトライ&エラーを繰り返して、恥に対する耐性を育むのですが、『失敗してもいいから挑戦しよう』という空気があまり日本にはありません。何をするにも羞恥心が生じてしまい、誘いたいけど誘えない、という心理が働いてしまいます。
また、恥と通じている部分もありますが、『断られたらどうしよう』『友達として認識されているのかな……』といった恐怖心から人を誘えない人も少なくないです。これも恥と同様、人とコミュニケーションをする機会が多ければ、そうした恐怖も感じなくなるわけですが、そういった経験が乏しいためにどうしても受動的になってしまい、どんどん孤独になってしまうケースもあります」
◆口実づくりが重要
恥やプライドなどと折り合いをつけても、いざ誘うとなるとやはり抵抗感が生まれる。中高年男性はどのように誘えば良いのだろうか。
「まずは“口実づくり”が大切です。女性は話すことを目的にして集まることが多いため、口実を用意する必要はありません。しかし、『話したいから誘う』ということは男性では稀です。お酒もなく、『今度会って話そうよ』という誘いには戸惑う人もいるかもしれません。
口実づくりの重要性を示し、岡本氏は「そこでイギリスの“男の小屋(メンズ・ジェッド)”という取り組みが参考になります」と提案する。
「この取り組みは、“男性は面と向かって話すのではなく、肩を並べて、スポーツや仕事のような共通の目的に向かって作業をするほうがコミュニケーションが円滑に行く”という前提のもと、国内のいたるところにDIYができる場所を設ける、というもの。会話をせずとも一緒に作業することで、仲間意識が芽生え、“誰かの役に立っている”という充実感を覚えます。ですので、コミュニケーションの目的を作るのが得策。テニスでもゴルフでもスポーツ観戦でも、何か口実があれば、誘いやすくなります」
◆副業という選択肢
ただ、岡本氏は無理に誰かを誘う必要はないと口にする。
「他人にも趣味にも興味関心を持てない人もいます。なにより、中高年男性は対等な関係を築くことが難しく、どうしても肩書きや年齢に囚われてお互いマウントしてしまいがちな人も少なくありません。
そこで、副業のように仕事を新たに始めるのもの手です。『退職後はボランティア活動といった活動を積極的にやったけど、どれも性に合わずに結局は仕事に戻ってきた』という男性もいます。先述した通り、“仕事”という共通の目的があれば、コミュニケーションのハードルが一気に下がるのでオススメです」
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