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“普通の40代会社員夫婦”が資産1億円を達成、退職するまで「今は子供2人と過ごす時間が優先」

日刊SPA! / 2024年6月24日 15時54分

“普通の40代会社員夫婦”が資産1億円を達成、退職するまで「今は子供2人と過ごす時間が優先」

修繕前のボロ戸建て。「コツはとにかく安く買い、修繕にお金をかけすぎないこと。その分家賃を低めに設定してあります」

インフレが加速し、これまで「勝ち組」と称されてきたパワーカップルも悲鳴を上げ始めた。だが、知恵とやる気さえあれば世帯年収2000万円も夢じゃない!
◆夫婦で副業も協力。マルチインカムで資産1億円達成!

夫:会社員(44歳)/年820万円
妻:会社員(42歳)/年470万円
副収入(運用益含む)/年785万円

フルタイムの共働きと趣味を生かした副業で稼ぎ、さらに稼いだ資金を堅実なインデックス投資に注ぎ込むことで実質的に世帯年収2000万円を達成したのが中原夫妻(仮名)だ。夫・武仁さんは人材サービス系の中小企業で働く会社員で部長まで昇進。年収820万円を稼ぐほどまでになった。

「出世欲が強かったので、常に周囲の期待に応えることと、人間関係が円滑であることを意識してました。自己啓発系の書籍も多く読みましたね」

加えて、休暇は趣味と実益を兼ねた副業に勤しんでいる。

「古物商の免許を取得して、骨董品の買い取りをやっているのと、温室で植物を栽培してネット販売しています。古物で取り扱う美術品や茶道具には一点数十万円で売れるお宝もあり、単価が高く効率がいい。自分が詳しくないジャンルでも、その道の先輩に写真をLINEしてアドバイスをもらったり、『オークファン』の落札データを参考に目利きをしています。植物のネット販売は1株5万円で仕入れた熱帯植物を育てて2株に分割してそれぞれ5万円で売るといったイメージです」

◆妻も触発されて副業や資産運用をスタート

もともと経済観念の低かった妻も触発されて副業や資産運用を始めたという。

「妻の本業を生かしたウェブデザインの副業の案件を僕が営業して獲得したり、一緒に金融の勉強をして夫婦で限度枠までNISAを活用するなど、互いに配偶者を共同経営のパートナーと捉え、お金に関する意識の擦り合わせを欠かさないようにしています」

さらに不動産にも手を広げ、不労所得も得ている。

「ボロ戸建て投資で250万円で売っていた家を指値して25万円で購入しました。それを150万円かけてリフォーム。家賃5万円で貸し出した結果、3年ほどで回収できました。今後も物件を増やしていく予定です」

◆現在は副業だった事業に専念しサイドFIRE生活

一方、以前から積み立てたドル預金と米国株ETFが昨今の円安と株高で爆騰したため、資産1億円を突破したのを機に本業だった会社を退職。今は副業だった事業に専念しサイドFIRE生活を送っている。

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