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ベストバイは7,700円「晴雨兼用傘」モノ選びのプロが“本当に勧める2本”と“買わない1本”

日刊SPA! / 2024年6月24日 15時52分

最大の要因は、そのたたみやすさです。生地の裏側に貼られた樹脂シートの働きにより、たたむ際に生地にシワがよりにくく、キレイにまとまって折りたたみやすい。一度試してみるとそのストレスフリー具合に驚くと思います。

また、収納袋は長めのスリット入りのため、スピーディーかつスムーズに袋に収納できます。上述した樹脂シートの影響でたたんだ状態だとやや太めなのが玉に瑕ですが、とにかく考えられた使い勝手の良さには目を見張るものがあります。

傘をさしていても肩や背中、足が濡れやすかったら元も子もありません。今回のテストでは相対的に水ハネはしにくい傘だと判明しました。

さらには雨だけでなく紫外線にも強く、カット率は9割超え。まさに今買うべき、最強の晴雨兼用折りたたみ傘といえます。

【MONOQLO評価】
つくり:花丸
使用感:花丸
撥水力:○
防水性:◎
水ハネ:◎
UV:花丸

◆買ってイイ!【Wpc. IZA Type:Automatic & Safe】

ムーンバットと並んで心の底からおすすめできるのが、Wpc.の「IZA Type:Automatic & Safe」(4,180円)です。上の評価をみていただければわかるとおり、違いは水ハネが少しだけムーンバットに劣るという点。

逆に撥水力はムーンバットを上回っています。テストでは、生地にかかった雨粒が、まるで弾力のある玉のようにころころと弾かれていきました。傘をとじて少し振るだけで、わずかに残った水滴はさっぱりなくなります。手を濡らすことなく快適にたためて、使い勝手も良好です。

紫外線カット率は約87%と、これも非常に優秀な成績。おまけに生地はシワになりにくく、収納袋にはサイドファスナー付き。折りたたんでしまうのも楽です。

ムーンバットとどちらを選ぶかは甲乙つけがたいですが、価格で選ぶもよし、またどちらの商品もカラバリが存在するのでそこでジャッジするのもよいでしょう。

いずれにしても、これまでの傘2本は初めて日傘を使うという人にもおすすめできる逸品といえます。

【MONOQLO評価】
つくり:花丸
使用感:花丸
撥水力:花丸
防水性:◎
水ハネ:○
UV:◎

◆買うのはちょい待ち【丸十コーポレーション OUTDOOR PRODUCTS 晴雨兼用折傘】

丸十コーポレーション「OUTDOOR PRODUCTS 晴雨兼用折傘(58cm)」(2,530円)は、傘を開いた時の直径が約106cmと大きく、水ハネのテストでは高評価。

ただし撥水力や防水性については残念ながらふるわず。肩や足に水が明らかにはねてしまいました。

実勢価格は2,530円と、上位二つと比べると非常に安いです。OUTDOORブランドを好きな方にはその点でアリと言えますが、MONOQLOの評価は残念ながら「あと2000円程度プラスして、Wpc.を選ぶほうがよい」となりました。

【MONOQLO評価】
つくり:○
使用感:△
撥水力:△
防水性:△
水ハネ:◎
UV:花丸

=====

以上、本誌のガチテストで導き出した、晴雨兼用傘の正直評価でした。

それではまた次回!

<文/建部 博>

【建部 博】
『月間MONOQLO』編集長。年間3000以上もの製品やサービスを自分たちで比較・テストし、本当に買って良いモノや使っていいサービス、そして「正直、あまりおすすめできない」モノも紹介している。本誌や兄弟誌の記事をまとめたWEBサイト「360LiFE」も運営。

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