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“阪神が優勝した日の甲子園”帰りの電車は地獄絵図「車内で『六甲おろし』の合唱が…」

日刊SPA! / 2024年6月25日 8時52分

 おそらく、車内で彼が聞いたのは阪神の応援歌である『六甲おろし』。同じ車両だったかは不明だが、大合唱する様子を動画付きで投稿したXも確認できた。甲子園発梅田行きの臨時列車であれば、乗客はほぼ全員が阪神ファンだったはずだ。

◆ホテル周辺でも阪神ファンの若者が大騒ぎ

 菊田さんにとってはツイてないとしか言いようがないが、彼の不幸は大阪に戻ってからも続く。なぜなら宿泊先のホテルがあったのは、大阪屈指の繁華街なんば。85年や03年など過去に阪神が優勝した際、一部のファンが“道頓堀ダイブ”を行ったことで知られる戎橋(えびすばし)の近くにあったからだ。

 橋周辺の商店街も人で溢れ、しかも先程の阪神電車のように路上で歌い始め、大騒ぎする若者たちが至るところにいたという。

「人混みをかきわけないとホテルに戻れなかったので、それが大変でしたね。輩っぽいイカつい見た目の若者もチラホラいたため、身体がぶつかって因縁をつけられたりしないように注意しました」

◆眠れないほど騒がしい、阪神ファンの宴

 ホテルの部屋に戻り、ようやく一息つくも客室は低層階だったこともあって外からは窓越しからは深夜まで騒がしい声が。取引先のオフィスから近いことからこの場所にホテルを取ったが、激しく後悔したのは言うまでもない。

「耳栓があればよかったですが、持っていなかったので部屋にあったティッシュを耳に詰めてベッドに潜りました。後日、阪神ファンの上司からは『いい時期に大阪に行けてよかったなぁ』と羨ましがられましたが、その気持ちが理解できませんでした(苦笑)」

 いかにも阪神ならではのエピソードといえばそれまでだが、彼のように野球や阪神に興味のない人間にとっては確かに災難だったのかも。応援していたチームが優勝し、テンションが高くなる気持ちは理解できるが、もう少し周囲に配慮してほしいものだ。

<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[乗り物で腹が立った話]―

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