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SNSで話題“カードゲーマーがクサい”問題。「ニオイに耐えかねてわざと負けた」利用者が怒りの告発

日刊SPA! / 2024年6月26日 15時52分

 さらに石川さんは、カードゲームそれ自体がニオイを生みやすい娯楽であるとも指摘する。

「カードゲームは基本的に、手札を相手に見せないように両手でカードを持ちます。つまり長時間脇を締めた姿勢となるため、脇が徐々に蒸れてニオイの元が生まれやすくなります。カードショップ内で知らない人と対戦した際、腕を伸ばして脇が広がった瞬間に貯め込んだニオイが一気に放たれ、むせかえりそうになった経験もあります」

◆仲良くなった人に「注意する勇気がない」

 カードショップが臭くなってしまう理由はわかった。とはいえニオイがキツいカードゲーマーであっても、「カードショップ=臭い」認識は持っているはずだ。なぜカードゲーマーは、悪臭を我慢してでもカードショップに足を運び続けるのか。石川さんは「カードショップ内で仲良くなった人に会いたくて、という人が少なくないからかもしれません」と回答。

「学校や職場にあまり友達がいなさそうな、カードショップ以外で見かけることがないような雰囲気を放っている人が、悪臭も放ちがちです。憶測の話ですけどね。けれど、実際にニオイが強烈な人は、だいたいソロ来店しています。カードショップでできた友達と一緒に遊びたいから、鼻をつまんででも通うのをやめないのでしょう。

 もっとも、カードショップで生まれた友情は、その場だけの表面的な交流でとどまるケースが多い。したがって、センシティブな部分に言及することは不可能。どれだけ臭かったとしても、せっかくできた友達に対して注意する勇気もなければ、深い関係構築もできないままなのです」

 他にも、“コレクター”ならではの信念も来店動機になっているようだ。

「現在はネットで手軽にカードを買えますが、モニター越しだと退色やキズの有無などは正確にはわかりません。僕もそうですが『どれだけ臭くてもカードショップに行って、自分の目で状態を見極めたい』人が少なくないのでしょう」

◆ニオイに耐えかねてわざと負けたことがある

 ニオイ問題が溜まりに溜まっていたのだろう。石川さんの口から、カードショップ内でのスメハラ被害エピソードが止まらない。

「店内の対戦スペースで友達が来るのを待っていると、『ポケットモンスター』のゲーム内でいきなりトレーナーに対戦を申し込まれるかのごとく、『対戦しませんか?』と不意に話しかけられたんです。その唐突さにまず驚いたのですが、話しかけてきた人へ顔を向けると異様なニオイが鼻を刺し、一層ビビりました。

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