「恋愛したい!でも失敗するのはイヤだ…」令和に“若者の恋愛離れ”が進むワケ
日刊SPA! / 2024年7月2日 15時52分
◆現代の若者が何より恐れる“失敗”
「若者の恋愛離れ」の原因のひとつとして考えられるのが、“若者たちの内面の変化”。いまの若者たちは失敗することを恐れる気持ちが根付いており、一昔前の若者たちへの教訓としてあった「当たって砕けろ」精神が薄れています。
恋愛においては、もちろん好きな子にフラれることも“失敗”となりますが、所属するコミュニティで自分の恋愛絡みの話が広まって茶化されたり悪目立ちしたりすることも、いまの多くの若者にとっては“失敗”です。
つまり、好きな子にフラれる失敗率や周囲から茶化されるリスクが低いのであれば、現代の若者たちももっと恋愛をするのでしょう。……が、そもそも恋愛とは失敗率が非常に高く、ひやかされるようなリスクも高いもの。
極論で言えば、恋愛なんてたいていはうまくいかないものなのですが、いまの若者たちは成功がある程度保証されていなければトライできないので、結果的に恋愛ができなくなるという構造です。
◆モチベーションが低い分野で失敗したくない
前項で解説した話にも関連していることですが、いまの若者たちは恋愛に対するモチベーションも低いのです。恋愛をしたいという欲求は、“ある”か“ない”かで二極化しているわけではなく、0~100までの数値で表すことができます。
仮に、一昔前までの若者たちの恋愛欲が70~100程度だったとしましょう。それに対して、「恋愛はしたい、いい人がいれば付き合いたい」という程度の衝動しか持ち合わせていない現代の若者たちは、恋愛欲が30~50程度しかないのかもしれません。
恋愛へのモチベが70~100といった高い数値があれば、失敗のリスクを覚悟してでもトライする人が多いでしょうが、モチベが半減していて30~50と低めの数値だと、「できれば恋愛したいけど、でも傷つきたくないからしない」という結論に至る人は多くなります。
恋愛に対して昔ほど強い衝動がなければ、「恋愛したい(成功したい)」という感情はあれど、「失敗したくない」という感情のほうが圧倒的に上回ってしまうわけです。
◆恋愛至上主義時代のプレッシャーがなくなってきた
そういった“若者たちの内面の変化”に、さらに“世間の価値観の変化”も加わっていることで、「若者の恋愛離れ」が加速しているように感じます。
90年代に恋愛ドラマが全盛期を迎えたことなどがきっかけとなり、90年代から00年代にかけては、「恋愛はしていて当然」、「恋人は絶対にいたほうがいい」といった空気感が、当然のように蔓延していました。
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