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「手取りはほぼゼロに」定年後、再雇用を選んだ64歳の苦い思い出。現在は田舎に移住して「大満足」

日刊SPA! / 2024年7月4日 8時52分

「妻はよき理解者だったので揉めることもなかった。田舎暮らしならお金もかからないし、スローライフを満喫できる! と思ってましたが、いざ移住してみると田舎は人手不足。飲食チェーン店でウェイターのパートをしていますが、頼りにされてシフトを多く組んでもらえている。月収は13万円ほどで、年金と合わせれば田舎の生活では十分な額です。それに、地元の町内会の手伝いやら移住者間の情報交換やらで、なんだかんだ忙しい。誰かの役に立っていると感じられる地方移住に大満足です。妻も珍しい昆虫や植物を発見しては、大はしゃぎしてます(笑)」

メンタルを削る職場は、離れるのも一案。労働の喜びは会社以外でも得られるのだ。

◆辞め方の流儀「“嫁ブロック”を防ぐには」

転職や退職を決意したが、妻などパートナーに反対される“嫁ブロック”に遭い、断念する人は意外に多い。キャリアコンサルタントの金井芽衣氏は、自身が相談された実例を引き合いに話す。

「上場企業からスタートアップへの転職など、企業規模が大きく変わる場合は反対されやすい。大手商社勤務の男性の実例では、奥さまから『商社勤めのあなたと結婚した』『転職するなら離婚』と言われ、転職を諦めてしまった。ほかにも、年収が下がる、転勤や残業が多い会社への転職は反対されがちです」

では、“嫁ブロック”をどう防げばいいのか?

「まず、パートナーが何を心配しているのか、聴いてみる。待遇に懸念があるなら、『前職より収入が下がっても、成果を上げれば○年後には○○○万円まで上がる可能性がある』と、近い将来に期待できる要素を、わかりやすく資料にまとめて説得する。実は、“嫁ブロック”の原因は、夫婦が対話をしていないことが多い。長年連れ添った配偶者相手でも、まるでコンペのプレゼンのような熱意で説得を試みたほうがいい」

“嫁ブロック”を防げるばかりか、夫婦仲もよくなる!?

【キャリアコンサルタント 金井芽衣氏】
キャリアのパーソナルトレーニングを展開するポジウィル代表取締役。リクルートエージェントを経て、同社を起業する

取材・文/週刊SPA!編集部
※7月2日発売の週刊SPA!特集「会社員の終わり方」より

―[会社員の終わり方]―

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