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セクシー女優は表に出るべきではない?SNSで話題の「元女優の職業差別問題」に元セクシー女優が思うこと

日刊SPA! / 2024年7月6日 15時54分

「ひっそりと大人しくしててほしい」というのはあくまで一部の人間の声であり、最近は肯定的な意見も多いことから、ニーズは増加し、現在の活躍ぶりへと繋がっているのだ。

◆セクシー女優のメディア進出は今に始まった話ではない

 そもそも、セクシー女優のメディア進出は以前からあった。セクシー女優を引退した後に、タレントに転身して子供向け番組に出ていた方もいれば、大河ドラマに出演した方もいる。“SNSの普及が”なんて説明しているけど、SNSは支持率と認知度アップの手助けをしたツールに過ぎず、前々から女優は専門外のフィールドへ参入していたということ。

 だから「お前らは表に出るべきではないだろ!」と言われても、すでに前例があるため、ドリームを掴みたいこっちからすると右へならえするに決まっている。こればかりはユーザーVS演者という一生わかり合えない世界線でのバトルになるため、お互い理解する結果になることはとても難しい。これからもメディア進出する女性が増え、その分の批判が飛び、同じくらいか、あるいはそれ以上の支持を得られるのだろう。

◆偏見は付きまとうが時代は変わった

 悲しいかな、セクシー女優は現役だろうが元だろうが「一回でも世間に何もかもを晒した人物」という事実に変わりない。たとえ本人が仕事に誇りを持っていても、多くの人が避けたいと思う業務内容のため、偏見は100%付きまとう。これからも、この先もビデオ出演歴が残り、“そういう目”で見られるからこそ、女優たちはデメリット面を強く自覚せねばならない。

 現役時代にどんな感動エピソードや苦労を重ねたとしても、“美談”としては扱われにくいし、「だって仕事内容が……ねぇ」「でも、“セクシー”女優なんでしょう?」とツッコまれたら「そりゃあそうですよね!」とこちらも返すほかない。自身を卑下する必要はないけれど、嫌がる人々が一定数存在する点を理解すれば、アンチは増えにくくなるだろう。1人1人の動きによって全体の見られ方が変わるのだから、差別や批判を嫌うのなら当事者たちの意識も変えていくべきだと私は思う。

 今は水商売を生業とするキャストも人前に出る時代となったため、日陰産業への捉え方も大幅に変わったといえる。反対意見はあれど、セクシー女優も「裏に居続けた方がいい存在」から「ニーズ次第では表に出るのも問題なし」と思う人々が増えたことに間違いはない。

 今後も女優たちはめざましい発展を遂げていくだろう。地上波出演、一般企業とのタイアップ、アパレル、SNS以外にもどんなところで活躍をするのか、元業界人の私としても非常に気になるところだ。

文/たかなし亜妖

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

―[元セクシー女優のよもやま話]―

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