深夜残業中に職場の植木鉢を投げ散らかした新入社員「まさか彼が不満を抱えていたなんて…」
日刊SPA! / 2024年7月9日 8時53分
我々が働くオフィスでは「まさかあの人が……」と驚くような珍事件が日々、起きているはず。新聞の紙面に載るものはほんの一部で、多くは闇に葬られている。
筆者(綾部まと)は新卒から8年間、メガバンクの法人営業部門で働いていた。財閥系の銀行で、関連会社やグループ会社の社員とも接する機会が多かった。世間一般ではエリートとされる財閥系の金融機関で働く彼らだが、中にはトンデモない事件を起こす者もいた。
今回はそのエピソードの一部をご紹介する。
◆出世コースのM&A部に配属された新入社員が……
証券会社で働くAさんは、珍事件を起こした新入社員の男性について語ってくれた。
「証券の新卒は、普通は営業店に配属されるはずなんです。でも彼は、いきなり僕のいるM&Aの部署に来ました。初めは心配でしたよ。うちの部は激務で有名ですから。でも彼は膨大な業務量をこなして、積極的に勉強して、専門性も身につけていきました」
京都大学を卒業した彼は素直でルックスも良く、まさに完璧な好青年に見えたそうだ。頭が切れるため、すぐにAさんを含む部署の皆に受け入れられたという。
「うちの部は出世コースだから、所属しているだけで『すごい!』と言ってもらえるので、自己承認欲求も満たされているように見えました。飲み会にもよく来てくれて、付き合いも良かったから、彼が不満を抱えているなんて思ってもみませんでした」
しかし案件のスケジュールによっては、土日も寝る間も惜しんで働く部署である。クライアントからの要望が増えるたびに、部下の顔からは笑顔が消えていったらしい。そして事件は、深夜残業をした翌日に起こったようだ。
◆深夜に本店の植木鉢を叩き割る
「朝礼で彼の姿が見当たりませんでした。休暇の連絡ももらっていません。人事部から課長に内線が入り、嫌な予感がしました」
どうやら人事部の話によると、その新入社員が深夜の本店で、破壊行為をしていたのだという。
「監視カメラに映っていたみたいです。本店の受付に飾られていた植木鉢を、次々と床に叩きつけて割る様子が……」
不幸中の幸いで事件は開店前に発覚したため、社員が大急ぎで掃除をして、お客様にご迷惑はかけずに済んだとのこと。その新入社員はワークライフバランスを重視した部署に異動になり、今では健やかに過ごしているそうだ。
◆全く働かない上司と若いアシスタントを抱えた3名の部署
他にもAさんは、珍事件を起こした人間を知っているらしい。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「中途採用なのに職歴ゼロ」地方公務員たちの“民間とは違う”働き方のリアル
日刊SPA! / 2024年7月4日 15時51分
-
「この会社は二代で潰れる」社長息子たちのトンデモ行動。従業員の不満が爆発して…
日刊SPA! / 2024年6月30日 8時54分
-
「課長を出せ!」取引先の女性が怒り狂った“まさかの理由”にあ然。やんわり指摘した結果…
日刊SPA! / 2024年6月26日 8時52分
-
東大を出たのにすぐに辞めた新入社員「東大合格を目標に人生を送ってきたから」
日刊SPA! / 2024年6月14日 8時52分
-
辞めていく銀行員に共通する退職理由3選。上司から「どうせ旦那の稼ぎがあるだろう?」
日刊SPA! / 2024年6月10日 8時51分
ランキング
-
1「マジ…?」有料道路が無料化! いつもの道がタダに? 直近&来年に「無料開放された路線」とは
くるまのニュース / 2024年7月8日 7時40分
-
2空腹時の“炭水化物ドカ食い”は幸せだけど…話題の「血糖値スパイク」がもたらす“怖いリスク”<医師監修>
日刊SPA! / 2024年7月8日 15時52分
-
3訪日観光客がSNSには決して出さない「日本」への本音 「日本で暮らすことは不可能」「便利に見えて役立たない」と感じた理由
NEWSポストセブン / 2024年7月1日 16時15分
-
4「洗濯のプロ」が教える 梅雨の洗濯の悩み“生乾きのにおい”解決法
日テレNEWS NNN / 2024年7月8日 20時42分
-
5笠原将弘氏が教える「トマトを何倍もおいしくする食べ方」 魔法のドレッシングが最高
Sirabee / 2024年7月6日 16時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください