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梅雨に「ぎっくり腰」が増えるワケ。“突然の激しい痛み”を未然に防ぐ方法をプロが解説

日刊SPA! / 2024年7月10日 15時49分

③自律神経の乱れ

 梅雨時期は雨や曇りの日が続き、太陽をみれる日が減り、日照時間が減少します。日照不足になると、人間の体内では体を落ち着かせるセロトニンの減少やビタミンD不足が生じます。

 セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させるため、その分泌が減少するとうつ症状を引き起こしやすくなるため気を付けたいところです。

 熱くなってくると湯船につかる人も減り、シャワーばかりになるため、うまく自律神経の調整できなくなってしまうのです。どれかだけが原因になることもあれば、さまざまなきっかけが重なり、動けない腰痛になることもあるので、対策をお伝えします。

◆梅雨の腰痛、有効な対策は?

対策①「舌を診る」

 舌を見たときに全体が白く、舌の周りに歯形がついているのは胃腸が弱っているサインです。毎朝、歯磨きする前に大きく舌を出してみてください、もし白かったら、体内の水分バランスを整えるために海藻やお豆など食べるようにしましょう。食事を和食寄りに変えてみるのもオススメです。

対策②「耳を回す」

 耳を積極的に動かし内耳の血流をよくすることで自律神経の乱れが緩和します。やり方は簡単、耳を餃子のようにたたみ、時計回りに30秒、半時計回りに30秒回します。それが終わったら横、上、下に軽く引っ張っては離すを10回繰り返すだけでOKです。

対策③「積極的に除湿」

 人間には「寒冷順化」「暑熱順化」といわれる環境になれるために体を調整する機能がありますが、急激な温度変化やテレワークなどの外出不足で体の調節が追いつかないことがあります。さらに低気圧では、空気中の酸素濃度が低下して血液中の酸素が薄くなってしまうため、血管を膨らませて酸素を行き渡らせようとします。こうした血管の膨張も神経を刺激して痛みを感じさせることもあります。

 そこで、おすすめは「除湿」を積極的に利用することです。特に睡眠の質の低下は自律神経の乱れや体のだるさにつながるので、直接寝室でエアコンつけるというよりは別の部屋でつけて体を冷やしすぎないようにコントロールしましょう。

対策④「ツボ押し」

 ツボは東洋医学でいう「経穴(けいけつ)」のことです。体内の水や気が滞ると体調不良や、痛みなどの原因になるといわれていて、その対策としてツボ押しは効果的。特に下記の2つはおすすめです。

・内関(ないかん)
⇒手首のしわから指3本分のところにあるツボ。自律神経を正常なバランスに整え、消化器系の症状によく効くツボで内臓機能を調整してくれます。

・湧泉(ゆうせん)
⇒足裏を3等分して約3分の1のところ。足の指5本を内側に曲げると表れるくぼみにあります。副交感神経が優位になり、リラックス効果があり、眠りやすくなります。また、腎臓の働きがよくなるのでむくみの解消や、血液循環がよくなり下半身の冷えに効果があります。

 いかがでしょうか? ちょっとしたことの積み重ねで体調は大きく変えることができるので、ぜひ日常に組み込んでみてくださいね!

【shuhei】
柔道整復師(国家資格)。5万人以上の施術経験、大相撲、女子ゴルフ、ラグビー、アーティストライブサポートなどのトレーナーを担当。現在は表参道、上野で著名人来院多数の店舗を構え、温熱施術を中心とするベストリ式温熱整体を考案し、腰痛肩コリのみならず冷え性、睡眠障害、姿勢の調整をおこなっている

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