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美容室経営の知られざる裏側「従業員のトラブルに気をとられてハサミを握っている時間がない」

日刊SPA! / 2024年7月12日 15時51分

「美容師は土日休みじゃないから、他の職業の人と休みが合わないんです。それにランチタイムも決まっておらず、お客さんが抜けたタイミングで食べます。夜も遅いし、若い子は閉店後に練習するからディナーも難しいですね」

一方で、美容室という閉鎖的な空間で夜遅くまで一緒にいると、どうしても男女の仲になってしまうスタッフが多いのだそうだ。

「美容師って芸術肌というか、感性で行動するというか……我慢をしたり、理性を働かせることが苦手な右脳タイプが多いんです。ちょっとしたきっかけで、やっぱり何かが起こるんですよね」

◆不倫の末に妊娠させてしまい……

「過去にある女性美容師から、急にやめると言われたことがありました。お客さんにも人気のベテランスタッフだったので、都内の他の店に移るのかと思いきや、故郷の東北に帰るとのことでした」

なんと彼女は妊娠していたのだという。相手は同じ美容室の男性スタッフで、妻子持ちだったようだ。

「表立って産むわけにいかないから、実家に帰ることにしたようです。彼女は『彼も店をやめて東北に来て、私と結婚して、一緒に店をやる約束になっている』と言っていたけど、そんな話は彼から一言も聞いていません」

彼に問いただしてみたところ「今の妻と別れるつもりはない」と言っていたらしい。彼女は実家で子どもを育てながら、現在も待ち続けているのだという……。

◆③裁判に気をとられてハサミを握っている時間がほとんどない

Aさんは「高級美容室はスタッフの年齢層が高いから、違うかもしれませんが……」と前置きをしてこう語った。

「美容師って病んでる子が多いんです。8割は病んでいると言ってもいい。病んでいる上に美意識が高いから、パパ活をしながら美容整形をする女の子もいます」

今や美容師は店の看板ではなく、個人のSNSで集客をする時代とのこと。彼らはスマホで写真を撮ることには慣れているため、自身のマッチングアプリやSNSのプロフ画像も感じが良い。そのため、パパ活において相手には困らないのだとか。

営業後にスタッフ同士で飲んでいる時に、ある若い女性美容師が「私、豊胸したんですよね」と言い出したのだという。

「彼女はパパ活で整形費用を稼いでいて、前から色々いじっていました。何かの施術に失敗して、片耳が聞こえなくなった程です。そこまでして綺麗になりたいのか、と呆れていたら、次は胸をいじったみたいですね」

彼女が自分から言い出したから、話題を振って欲しいのかと思い、別の男性美容師が「そうなんだ、どうだった?」と聞いたとのこと。すると後日、その女性美容師はAさんに「セクハラをされた!」と泣きついてきたのだという。

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