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廊下で“全裸”の男女が…ラブホ従業員が明かす変わったカップル。幽霊に遭遇するほうがマシ?

日刊SPA! / 2024年7月16日 15時54分

廊下で“全裸”の男女が…ラブホ従業員が明かす変わったカップル。幽霊に遭遇するほうがマシ?

※写真はイメージです。

 さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
 実家がラブホ街にあり、学生時代はラブホで清掃員のアルバイトをしていた前田裕子さん(仮名・20代)。今回は、ラブホ街ならではの遊びや、少し迷惑な客に遭遇したときのエピソードを教えてくれた。

◆幼馴染の母がラブホを経営!父はサラリーマン

 ラブホ街で育った前田さん。友人のなかには、実家がラブホ経営というケースも珍しくなかった。そんな前田さんが、幼馴染のAさんの実家が経営するラブホについて話してくれた。

「Aちゃんのところのラブホは完全なる個人経営で、お母さんがオーナーでした。ちなみに、お父さんは普通の会社員。Aちゃんのお母さんは、祖父からラブホを譲り受けたそうです。そのため、老朽化が進み、これまでに2回ほど改修工事をしていました」

 1度目の修繕工事は前田さんとAちゃんが子どものころ。前田さんは当時、子どもながらに「Aちゃんが引っ越しちゃう……会えなくなっちゃう」と不安になったというが、ラブホの敷地内にあるAちゃんの自宅は変わらず、今現在もご近所さんだ。

◆“ラブホ名”を考えるのが大学時代の暇つぶしだった

 2度目の改修工事は、前田さんがラブホでバイトをしている大学時代だった。改修が近づくラブホの一室で、前田さんはAちゃんとこんな会話をした。

「名前変えるの?」(前田さん)
「うん……この際だから、おじいちゃんがつけたホテル名も変えようかって言ってるの」(Aちゃん)

 というのも、Aちゃん家のラブホ名は、古風な平仮名の名前だったのだ。

 当時の前田さんたちは、周りに遊ぶ場所がない田舎の女子大生。遊び感覚で“ラブホ名”を考えてみることになった。

「ビバ・桃源郷(シャングリラ)」、「ホテル ナマステ」、アリバイに使えそうな「ホテル 実家」、「ホテル ラストエンペラー」、「ホテル 天国と地獄」などなど。

「どれも、悪ノリで話していたネーミングです。Aちゃんはお母さんに提案したらしいのですが、当たり前にボツになりました……」

 結局、Aちゃんの家のラブホ名は、現在も祖父が決めた名前で経営しているということだ。

◆幽霊に遭遇するほうがマシ?

「久々に遭遇したわー」

 部屋の掃除を終え、事務所に戻ってきた先輩のアルバイトが放った一言だ。

「遭遇って……まさか、“幽霊”じゃないよな……と思って尋ねると、“そっちのほうがよいかもね~。思いっきり悲鳴をあげられるから”と返ってきました」

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