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お金がない人ほど気にしていない「5つの出費」とは?資産1億円を達成した女性が教える、投資を学ぶ前にすべきこと

日刊SPA! / 2024年7月18日 8時50分

◆なにはなくともNISAから着手

 このように固定費を見直して、削れるものは削った上で投資に目を向けることになる。櫻井さんは、次のように語る。

「手始めはやはりNISAです。月々の収入の2割を投資するのが目安です。月収30万円であれば6万円ですね。そしてボーナスが入ったら、余力の金額はできるだけつぎ込むといいです。それから、投資のためのお金をプールする口座を、1つ設けることをおすすめしています。給料やボーナスが入ったタイミングで、その口座にお金を移すことで、自然にお金が貯まる仕組みを作ってしまうのです」

 長期的な視点の投資信託とは別に、おすすめしたいのが、金(きん)と個別株だという。

◆全投資額の1割は「金と個別株」に

「景気後退やコロナ禍のような、社会的なショックが起こったときは、株は売られて価値は下がってしまうので、金のような現物資産は、分散のために保有する意味はあります。目安としては全投資額の1割程度。ここ25年で9倍近く上がっていますが、だからといって半分ぐらい突っ込んだらいいのかっていうと、決してそうではないと思っています。

 個別株は、ちょっとハードルが上がります。どの企業に投資するかという判断の軸を持っていなくてはいけないからです。それはちょっと難しくて、決算書などのさまざまな数字を読めなくてはいけません。

 例えば、NVIDIA(エヌビディア)が伸びているから、そこに投資をする……という発想だと、ただのギャンブルでしかないのです。ただ、専門用語でセクターといって、まとまりのある業種やグループに注目して、全体的に伸びているのなら、ひとつの判断材料にはなります。いずれにしても、勉強は必要。今はオンラインで学ぶ機会はいくらでもあるので活用しましょう」

◆盲点は、家族が投資を理解しているか?

 櫻井さんは、投資詐欺の被害に遭う人が「すごく増えている」ことに警鐘を鳴らす。NISAなどをしているぶんには、そうならないはずだが、早く増やしたいという焦りから、あやしい案件に手を出してしまうという。

「特に、人生経験が豊富にあるはずの50代後半とかが多くて要注意です。私も、幼少期からお金に振り回されてきた人生送ってきているので、気持ちはすごくわかるのです。でも、その年代で、2000万円、3000万円も詐欺に遭ってお金を失ったら、そこからリカバリーするのは、とても厳しいです。なので、妙においしい話には、絶対気をつけてください。

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