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初めての彼女は30歳年上、しかも母の…「幼馴染はドン引きでした」小6で初めての“告白”

日刊SPA! / 2024年7月18日 15時54分

 沢田さんは再び勝負に出る。

「沙織さんに『全国大会に出場したら、付き合ってほしい』とお願いしました。ガムシャラに練習して、県の上の地域別の大会でも上位に入って全国大会に出場して告白しましたが、結局、断られてしまいました」

 それでも諦めなかった。

「前世で何かあったんじゃないかと思うぐらい彼女のことが好きなんです。沙織さんが結婚するまでは、自分にも可能性があると信じて、チャレンジし続けました」

◆「同じ大学」に受かったことでついに…

 次の勝負に設定したのは大学受験だった。

「沙織さんは某難関校出身で、『絶対に同じ大学に通う』と決めていました。ただ、テニスに没頭していた自分にとってはかなりハードルが高い勝負でした……。テニス部を引退してからは死に物狂いで勉強に打ち込みました。一浪してなんとか合格できたんですが、正直、期待はしていませんでした。でも、合格の報告をして告白したら……OKをもらえたんです」

 沢田さんが18歳を過ぎていたこと、そして自分のためにこれだけ多くのことを賭けてくれたんだから、想いに応えたいというのが、交際を承諾してくれた理由だったという。

「交際してから7年経ちますが、今も続いています。彼女の考え方や、誰にでも優しいところを尊敬していて、いまだに交際できていることが夢なんじゃないかと思うぐらいです。彼女との関係については言うことない感じですね」

 だが、解決する必要がある大きな悩みもある。

「母は自分に長年付き合っている彼女がいることに気づいています。ですが、まさかそれが自分の親友だとは思ってなくて、『ちゃんと結婚のこととか考えなさいよ』と言ってくるんです。彼女とは結婚したいですし、するなら早い方が良いと思っています。でもどうしても母に言い出せなくて……」

 親友が自分の息子と付き合っているという事実に母がどう反応するか。母が大事にしている長年の親友関係を壊してしまうのではないかという不安から先に進むことができず、苦悩する日々を送っているという。

<TEXT/和泉太郎>

【和泉太郎】
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

―[奇妙な男女関係]―

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