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シャッターに放尿、支店の前で大便…銀行員を困らせる“迷惑老人”たち

日刊SPA! / 2024年7月19日 8時51分

シャッターに放尿、支店の前で大便…銀行員を困らせる“迷惑老人”たち

※写真はイメージです。

働く人を苦しめる“迷惑客”は、どの業界にも存在する。筆者(綾部まと)はメガバンクで8年間、法人営業を経験してきた。支店には様々な客が来店するが、その中でも「高齢者の言動が目に余るケースもある」という話を聞いたり、実際に見たりしてきた。
行員を少しイラッとさせる程度ならばまだ許せるが、「人間として、どうよ?」と感じざるを得ない行為もあった。今回はそんな、銀行を訪れる“迷惑老人”のエピソードをご紹介する。

◆銀行の対応が不満で、閉店後にシャッターへ放尿

Aさんは、新入行員時代に関西の支店で目にした光景が今でも忘れられないという。

「銀行の支店は窓口が15時で閉まり、同時にシャッターも閉まります。僕は本部で研修があって、15時半くらいに店の前を通りかかりました。そうしたら、男性の老人がシャッターに向かって怒鳴っていたんです」

聞いていると、どうやら銀行の手続きに満足がいかなかった様子。その老人はシャッターに中指を突き立てたが、店からは何の反応もなかったそうだ。

「話しかけようか迷っていたら、彼はおもむろにズボンを脱ぎ始めました。そうして、シャッターに向かって放尿し始めたんです……」

Aさんの他にも通行人はいたが、ぎょっとするだけで、誰もその老人に声をかけることはなかったという。Aさんは店に電話をした。警備員さんが掃除をしてくれたらしく、翌朝にはキレイになっていたらしい。

◆生活保護の受給日に、開店前の店で大便をする

しかし、あんなものはまだまだ序の口だったとAさんは振り返る。挨拶の練習でロビーに立っている時に、事件が起こった。

「地域にもよりますが、うちの店では毎月5日に、開店前から行列ができます。5日は生活保護の受給日で、お金を受け取るためですね。銀行でお金を受け取り、そのまま近所のパチンコ屋に並ぶ人も多いですよ」

9時の開店と同時にシャッターが上がっていき「今日も多くの人が並んでいるな……」と思って眺めていると、その中にトンデモない客が紛れていたそうだ。

「ある男性の老人がスボンを脱いで、しゃがんでいました。何をしているんだろう? と思ってよく見てみると、なんと大便をしていたんです。並んでいるうちに、我慢できなくなってしまったんでしょうね」

その老人はスッキリした顔で入店し、番号札を引いていたという。店の前でもよおしたからといって、取引を断るわけにいかない。対応することになった窓口の女性の顔は、引きつっていたという……。

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