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timelesz・菊地風磨「Sexy Zoneが叶えたかった大きな夢があるから走り続ける」

日刊SPA! / 2024年7月26日 8時48分

 また、ソロコーナーもメンバーの個性が光った。ミュージカル『Endless SHOCK』でも存在感を見せている佐藤勝利は「Black/White」で華やかに踊った。菊池は、鍛え上げられた肉体美を披露しながら、「rouge」を妖艶に歌い上げた。そして、松島が披露したのは「CRY」。自身が体調不良で活動休止中にメンバー4人が歌唱していたときの映像が映し出されて、思いを乗せながらパフォーマンスした。

 現在、timeleszは来年に決定する新メンバーの追加オーディションを開催。現体制でのツアーは最初で最後となる見込み。終盤の挨拶では、3人の率直な思いが溢れた。

松島「今回のライブはSexy Zoneとして歩んできた道のり、そしてtimeleszとして歩んでいく未来を詰め込んだライブになっております。毎年ツアーはやらせてもらっていますけど、こうやって一人一人の笑顔を見て、直接リアクションをもらえる場所はなかなかないです。本来なら僕らが皆さんに勇気や希望を届ける立場なんですけど、いつも皆さんからもらって帰ることが多くて。皆さんのパワーはそれだけすごいんだよっていうことも伝えたかったです」

佐藤「4月からtimeleszと名前が変わり、戸惑いや不安も与えてしまったと思います。本当に申し訳ないと思います。でも、こうやってツアーをさせてもらって、ライブができていることが当たり前じゃないんだなって、毎公演ステージ裏で噛みしめています。timeleszの頭文字になっているTは、アルファベット順でいくと、Uの前になるんです。Uはあなた、絶対に皆さんの目の前にいるグループになりたいと思っています」

菊池「僕ら3人はとにかく前を向いています。その先にある大きな夢を叶えて、好きな景色を見たいという思いで一心不乱に走り続けています。メンバーが2人辞めてしまって、グループ名まで変わって、それに対してもっと思いを馳せる時間があったり、少し立ち止まって振り返ってほしかったり、そんなふうに思う人も少なくないと思います。なぜ、僕たちはそれでも無我夢中で走り続けるのか。それは5人のSexy Zoneが叶えたかった大きな夢があるからです。どんなに無謀だと思われていても、大丈夫です。全部うまくいきます。なので、どうか僕たちtimeleszについてきてください」

 終わりで暗転するとステージのモニター画面には、これまでの紆余曲折のなかで歩んできたSexy Zoneにまつわる秒数、これからファンと共に刻んでいく秒数が映し出される。そして、山下智久プロデュースしたtimeleszとしてのデビューシングル「Anthem」など、4曲を披露。その力強いパフォーマンスから3人の覚悟をファンも感じ取っていた。ラストはステージ上で3人が手を取り合って、「We’re timelesz!」の掛け声でライブは幕を下ろした。

 変化を恐れないtimeleszの進化を今後も楽しみにしたい。

取材・文/吉岡俊 撮影/後藤巧

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