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日本人コスプレイヤーが“海外イベント”に見出した活路「日本での売上の何倍にも」

日刊SPA! / 2024年7月30日 15時51分

「海外だと、HじゃないキャラをHにした同人作品がウケるんです。なのに、それをやっている日本人のコスプレイヤーはいなかった。海外では日本のアニメが大人気で、そのエロい同人誌が売れているにもかかわらず、イベントには日本人コスプレイヤーが呼ばれていない。つまり席が空いているってことに気がついて『これをやらない手はないな!』と飛びつきました!」

 そんなChloe BABYさんの読みは大当たり。台湾のコスプレイベントに呼ばれたり、今年も「あと4回は海外のイベントに仕事で行きます」と言う。

「そもそもアニメ自体が日本のものなので、クオリティが多少低くても、ありがたいことに日本人っていうだけで『Ohhhh!』ってなるんです」

 海外でのイベントでは、日本での売上の何倍にもなったという。またメンタル面でも海外イベントは良いんだとか。

「日本だと悪口を言われたら嫌な気持ちになるけど、海外では英語も中国語もよくわからないので何を言われても『Thank you!』で終わり(笑)。通訳さんがいることもあるけど、気持ち悪いことや私が凹むことを言われたときは、訳さないでくれるので。だから、すごく病むとかは全然ないですね」

◆会社員時代のスキルが活きている

 同人誌を作って売ることを「趣味兼仕事」といい、現在はすごく充実しているという。じつは、彼女には働き方にもポリシーがある。

「毎月、売上の目標額を決めていて、別にすごく稼いでいるというわけではないのですが、それ以上は働かない。会社員時代に学んだ編集スキルが活きていて、自分で言うのもなんですが、かなり早いですよ。写真さえあれば、入稿まで5時間とか。まわりの子が何日もかかる作業が半日で終わるので効率はいいかなって」

 目標を達成して働かない日は何をやっているのか聞けば「だいたい飲んでます!」と満面の笑み。

「私はとにかくお酒が大好き! お酒を飲むために働いていると言っても過言ではないです!それにお酒を飲んでいることで人脈はかなり広がりました。例えば、バーズデーのイラストを『監獄学園』(プリズンスクール)の先生に書いてもらえたり、飲み会で知り合った方が酒造さんで黒糖焼酎の中身もラベルもオリジナルで作ってもらえたり、お酒を呑む時間が増えて良いことばかりです」

 今後は今の働き方を続けながら、「後継者を育てていきたい」と意気込む。

「私は裏方もできるから、代わりに出ていってくれる子を育てたいという気持ちがありますね。でもコスプレが大好きなので、限界まで現役でいたいですね!」

 Chloe BABYさんは、そう言って目を輝かせていた。

<取材・文/吉沢さりぃ、撮影/長谷英史>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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