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コンビニ大手3社の「冷やし中華」を実食。食べ比べてわかった“決定的な3つの違い”

日刊SPA! / 2024年8月3日 8時51分

 しかしそれより気になったのは、麺の柔らかさ。スープでほぐす際にもかなりほぐれにくく、食べ進めると口の中がもったりとしてきます。

◆チャーシューの食べ応えは○

 トッピングの丸判肩ロースチャーシューは、ハムくらいの薄さですが、豚肉の脂の風味が感じられます。

 チャーシューの下に敷かれたもやしは、塩とごま油で味付けがしてあり、これが意外と良いアクセントになっていました。錦糸玉子は塩気が強め。付属の辛子をかけると、麺とスープの甘みが引き立つとともに、全体がぐっと引き締まった印象に。「辛子をかけて完成される味わい」だと思いました。もう半袋分ほど、追い辛子したいくらいです。

 個人的には、麺が少々残念。「チャーシューの食べごたえが欲しい方に」といったところでしょうか。

◆ローソンは清涼感のある一品

 ラストは、ローソン「冷し中華(醤油) 599円(税込)」。帯状の、照りのある直火焼きチャーシューが目を引きます。キクラゲのトッピングもローソンならでは。その実力やいかに。

 スープにはレモンやオレンジの果汁を合わせていると公式HPにあり、ごま油の風味に加え、それらのフルーティーな香り・酸味がはっきりと感じられます。麺はたまご麺を採用していて、見た目にも黄色みが強いのがわかります。玉子の自然な甘みが酸味の効いたスープで引き立ち、つるんとハリがあって、口当たり・のど越しもスムーズです。

 チャーシューはタレが絡みコクのある味わい。キクラゲは塩気に加え、唐辛子の辛みが好アクセントに。付属のマヨネーズを和えると、セブン‐イレブンとは逆に全体がまろやかな甘みに包まれました。スープの酸味に奥行きがあり、食欲をそそるので最後まで食べ飽きず、マヨネーズは入れなくてもいいかもしれません。

 とにかく爽やかで、フルーティーな酸味が優位。「清涼感のある酸っぱめの味付けが食べたい!」という時にうってつけです。

◆筆者の推しは、「ローソン」!

 酸味が効いたスープは、正直好みが分かれるところだと思います。ただ、暑いときに食べる風物詩的メニューという位置づけが強いので、もっとも清涼感を感じたローソンの冷やし中華を推したいです。麺もぜひ、味わって食べてみてください。

 セブン‐イレブンは、特に日本人に広く好まれそうな甘めの味付けで、「ベーシックなバランス」に仕上がっています。「食べごたえ」で選ぶならファミリーマートもオススメです。

 コンビニ大手3社の冷やし中華には、ちゃんと違いがありました。大きな相違点は、以下の3点が挙げられます。

1.チャーシューはカット方法も味付けも違う
2.麺にもかなり差がある
3.スープの味も、甘み・酸味のバランスが特に異なる

 また、ファミリーマートとローソンには、醤油ベースではなく、ごまダレバージョンの冷やし中華もあります。

 コンビニ各社からはそのほかにも、魅力的なひんやり麺がたくさんリリースされているようです。夏こそ美味しい麺で、ひとときの涼を楽しんでみてはいかがでしょうか。

文/川瀬章太

【川瀬章太】
フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中

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