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鉄道ネタで最高収入は「駅員時代の5倍」に。元JRと元メトロのお笑いコンビが語る駅員の苦労

日刊SPA! / 2024年8月5日 8時53分

◆人身事故の55%は故意ではなく酔っ払い

鈴木:あとシンプルに一番イヤだったのは酔っ払い客です。電車が来るタイミングで酔っ払いにタックルされた時は身の危険を感じましたね。「人身事故の55%は故意ではなく酔っ払い」と駅長に教わりました。吐しゃ物の処理もしなきゃいけないし…

たくあん:JR東海は、吐しゃ物処理は別会社の業務でしたよ。山本さんっていうおじさんがいつもやってくれてました。

鈴木:なんだか差を感じますね(笑)。こっちは自分でおがくずかけて掃除してたのに!

◆駅員に「敬語の使い方がなってない」と説教する老人

――お話を聞いていると、本来の業務じゃないところに苦労が多いように感じます。

鈴木:はい。豊洲のタワマンに住んでるようなマダムから「駅の入口に車を停めてるから、ちょっと見といてくれないかしら?息子迎えに行くだけだからすぐだし」と言われた時はさすがに唖然としました。

たくあん:僕はおばあちゃんにスマホを見せられて「画面がフリーズしたから修理して」と頼まれたことがありました。暇な時間だったので再起動して直してあげましたけど「俺なにやってるんだろう」って。

 あと、「敬語の使い方がなってない」って高齢の女性に指摘されたり。敬語について書かれた本を渡されて、数十分ずっと説教されて…結局、怒りすぎて血圧が上がったのか倒れちゃって、救急車を呼ぶことになりました。

◆ロンドンの駅員から学んだこと

――遅延や運休が発生した時も、矢面に立たされるのは駅員さんですよね。

鈴木:普通に「タクシー代を出せ」と言われたこともありました。「バスを用意しろ」「タダで電車に乗せろ」とか。

たくあん:大雨で新幹線が止まってしまい、お客様に駅に泊まってもらったことがありました。「いつになったら帰れるんだ」とか一晩中言われて謝っていると、なんかぼーっとしてくるんですよね。確かに迷惑をかけてしまっているけど、原因は自分じゃないし…。

鈴木:学生時代、修学旅行でロンドンに行ったことがあって。人身事故が起きた時の駅員の対応に驚きました。日本だったらペコペコ謝ると思うんですけど、「出てけ!出てけ!」と駅から追い出されて終わりだったんです。

 自分が駅員になってからも、その光景を思い出して「無理な時は無理」と毅然とした態度でいることを心がけていました。

◆YouTube視聴者の8割は子供

――本当にハードな職場ですね。そんな中で、何かやりがいはありましたか?

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