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家を破損して数十万円請求…「悪徳リフォーム業者」にダマされないためには、何を注意すべきか

日刊SPA! / 2024年8月7日 8時51分

 こうした業者の被害に合わないコツは、ひとえに訪問営業を相手にしないことです。「今なならお得なモニター価格で提供」などと魅力的なトークを繰り広げてきますから、「口のうまさについ……」とならないためにも、最初からとりあわないようにしましょう。

◆グレーな業者が潜む一括見積もりサイト

――地域や条件など入力すると、該当する複数の業者から見積書が送られてくるリフォームの一括見積もりサイトがあって便利そうです。これなら問題はないですか?

白子:サイトにもよるのですが、加盟するリフォーム業者への審査が甘く、工事現場をチェックする所は少ないです。悪徳といわないまでもグレーな業者が混じっていることがあります。もちろん、素晴らしい業者とマッチングができる可能性もあるでしょうけれど、グレーな業者にあたったら悲劇です。

 あと、一括見積もりサイトの中には、リフォーム会社が運営会社に支払う成約手数料が高すぎるところがあります。高いところで20%くらいのところもあるようですが、業界の粗利率を考えると、ほぼ利益は残りません。結局、その金額もリフォーム代金に上乗せされる可能性があり、お客様が通常より割高な額を払ってしまったり、工事品質そのものを落とされたりします。

◆ネットの口コミはサクラの可能性も

――では、適切なリフォーム会社はどのように見つけるのが正解でしょうか?

白子:手間はかかりますが、ご自身が能動的に探すのが確実です。公式サイトや雑誌をよく見て、お住まいの地域のリフォーム会社を10社ピックアップして問合せする業者は3社に絞ります。

 公式サイトについては、会社概要のページの企業理念も見てください。「自分たちだけがハッピーになるんだ」みたいな理念では、いい仕事は期待できません。企業理念は、抽象的な言葉も多いですが、意外と重要なポイントです。それから、過去の施工実績の写真と価格まで載っていれば信頼性が高いです。

 広告を出しているかどうかもひとつのポイントですが、Googleマップに付随する口コミを信じ込むのもよくありません。特に、知名度のわりに、高評価の件数が不自然なほど多い会社。サクラを雇って代理投稿している可能性があるからです。もちろん、悪評だらけの会社も避けましょう。

 そうして10社を選んで、さらに細かく検討して3社に絞ります。この段階で、その3社に電話やメール等で相談し、無料で見積りしてもらいます。

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