1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

“ニセコ化”するディズニーリゾート。待ち受ける「金持ちしか楽しめない」未来

日刊SPA! / 2024年8月7日 15時52分

マリブジャパン代表取締役の高橋克英氏は『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末』(講談社)の中で、ニセコが世界的リゾートになった要因として、外国人富裕層客を上手く“選択”する観光地作りができたからだという。ニセコの雪質は多くの外国人観光客、特に富裕層を魅了する。彼らを満足させるため、外資系ホテルや、サービス、あるいは街中の看などを徹底的にチューニングし、客層の選択を進めた。だからこそ、そこで売られるモノの価格も、「外国人富裕層向け値段」だというわけだ。

ある意味、ディズニーリゾートは“ニセコ化”しているといえるのかもしれない。

この流れは、現在の円高が続く状況や、コロナ禍明けでインバウンド需要が伸びているからこそ起きているのかもしれない。とはいえ、実際に、ディズニーリゾートではそのようなニセコ化への動きが強まっている。このままディズニーリゾートは、日本人からすれば「手が届かない」という場所になっていくのか。オリエンタルランドの選択に注目したい。

<TEXT/谷頭和希>

【谷頭和希】
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)

―[テーマパークのB面]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください