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「飛行機の機内エンタメ」“クラス別に違い”はある?JALの最新鋭機エアバスでは

日刊SPA! / 2024年8月8日 15時52分

 全てのクラスにおいて4K画質で提供されており、コンテンツはどのクラスでも同じだ。違いがあるとすれば、ディスプレイ画面の大きさや使用するヘッドセットの質になる。

 JALの羽田⇔ニューヨーク・ダラス線に使用されるエアバスA350-1000型機のエコノミークラスでは13インチ、プレミアムエコノミークラスで16インチ、ビジネスクラスで24インチ、ファーストクラスになると何と家庭のリビングにもありそうな43インチの画面が設置されているのだ。この数字は、定期便を運航するエアラインで設置される画面で世界最大になる。

◆IFE業界のガリバー

 パナソニックアビオニクスは、機内エンターテインメント(IFE)装置の製造で世界的なリーダーとして知られており、市場のトップシェアの位置にいる。日本は交通手段の中において、唯一航空機の製造ができていない。よって、航空機部品を製造する中で世界のトップシェアを取れる企業はほんの数社しかない。その中で健闘しているのだ。前述のJALの機体の設備も同社のものだ。

 機内エンターテインメントは進化し続けている。4K UHD(4K超高解像度)、対話型サービス、ライブTV、目的地サービス、3D統合地図アプリ、そして個人アクセスがトレンドとなっていくだろう。これらの技術は、乗客によりパーソナライズされた、より高品質なエンターテインメント体験を提供することを目的としている。名称もIFECとなり、CのコネクティビティはNET接続の可能性を考慮したものになりつつある。

 対話型サービスとライブTVは、乗客がリアルタイムでコンテンツにアクセスし、双方向のコミュニケーションを楽しむことを可能にする。さらに、目的地サービスや3D統合地図アプリは、旅行のプランニングや現地情報の取得を支援し、より充実した旅をサポートする。

◆パナソニックアビオニクスの最新技術

 パナソニックアビオニクスを傘下に持つパナソニック コネクト株式会社マーケティング部のレイノルズ ジュダさんに聞いた。同社は、生活インフラの中に航空部門としてパナソニックアビオニクスを置いている。

「最新型システム『アストローバ』は、ユナイテッド航空やエアカナダ等の航空会社が導入を決定している世界で最初の有機LED画面を備えたシステムになります。また、今年5月にコンセプトモデルとして『マヤ』※を発表しました。これは、45インチの曲線画面を特徴とするデザインで、乗客に没入型の視覚体験を提供します。この新しいデザインは、機内エンターテインメントの未来を予感させるものとして注目を浴びました」とのことだ。

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