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夏休みの“沖縄家族旅行”が台風で中止に…「地獄の空気」を切り抜けた父親の“機転”とは?

日刊SPA! / 2024年8月10日 8時53分

「沖縄で延泊にかかったホテル代やその間の食事代などで2万円以上かかり、北海道では翌日の便に振り替えだったので金銭的な出費は少なかったですが空港での野宿を強いられました。だから、この手のトラブルには慣れていたのは事実です。

 そのことを知っている妻からは『やっぱり車で行ける近場のほうがよかったんじゃないの?』と散々嫌味を言われましたけどね」

◆旅行は中止、でも空港へ

 でも、沖縄旅行自体は中止となったが空港には行ったとか。欠航に伴うキャンセルの手続きはネット上で行えたはずだが、いったい何のために訪れたのか?

「子供のためです。今は仕事の関係で名古屋に住んでいるのですが、中部国際空港にはジャンボ機が展示されている『FLIGHT OF DREAMS』っていう商業施設があるんです。息子は乗り物が好きなので間近に見ることができたら喜ぶかなって。もともと沖縄行きの飛行機が飛んだ場合も早めに来て寄ろうと思っていたので」

◆ボーイング787を家族で見学

 ちなみに展示用ジャンボ機は、現在も国内外で飛んでいるボーイング787。機内を見学した後は、施設内のレストランで飛行機を眺めながらの食事を楽しんだそうだ。

「遊び疲れたのか帰りの電車の中で寝ちゃいましたが、『パパ、昨日は楽しかったね!』と翌日嬉しそうに話していたのでホッとしました。けど、家族での沖縄旅行は諦めたわけではありません。

 本当は今年のシルバーウィークに行きたかったのですが、妻に『一年でもっとも台風が多い時期だよ』と提案した瞬間に却下されてしまったため、気候的に安定している年末年始に行く方向で計画を立てています」

 出発地が大雪で飛行機が欠航なんて可能性もゼロではないので油断は禁物だが、次こそはリベンジを果たしてもらいたいものだ。

<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[台無しになった旅行]―

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