渋滞はなぜ起きる? “迷惑な先頭車両”をリアル観測してみた――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年8月12日 15時45分
が、トラックの後ろにいたクルマは、意外にもイライラした様子はなく、車間距離をしっかり空けている状態でした。つまり、そのクルマは、まさに渋滞吸収車の役割をする“優良ドライバー”といったことになります。
◆謎タイミングの減速が発動
けれども、そのクルマ、結局はトラックに追いついてしまい、ブレーキを踏んでしまったのです。
それはなぜ起こったか。理由は簡単で、トロいトラックが、謎タイミングのアクセルオフをしたからです。時速40km/hで軽キャンピングカーの後ろを走っている私は、トロいトラックを発見した際、「みんな軽キャンピングカーの前から抜くのだろう」と思っていました。けれども、なんとトロいトラックは、軽キャンピングカーの横に並んだぐらいのタイミングでアクセルオフ。それまで、推定時速50km/h程度で走っていただろうトラックは40km/hぐらいまで減速したのです。
そのトラックが減速したのは、橋の中間の真っ直ぐかつ平坦な地点で、信号機はもちろん、危険物なども存在せず、減速する理由がまったくない箇所でした。そういったところで、アクセルオフによって減速したために、しっかりと車間距離を空けていた後ろのクルマが追いついてしまってブレーキを踏んだという次第なのです。
私はその様子を見て、後続車は、ブレーキを踏まずに減速することはできなかっただろうと思いました。というのも、アクセルオフによる減速を前方車がすると、後続車が同じようにアクセルオフしたとしても追いついてしまう状態になることが多いからです。
また、ここからが重要なのですが、車種によってアクセルオフでの減速に、強い/弱いがあります。前のクルマのアクセルオフにいち早く気づいたとしても、前のクルマが減速しやすい車種の場合、やはりブレーキを踏むことになってしまうでしょう。
◆減速しやすい車種、しにくい車種とは
「私が運転したことのある車両」という前提ですが、原付きバイクや軽自動車はアクセルオフによる減速感が強く、反対に高級セダンなどはアクセルオフしてもなかなか減速しない傾向があります。
かつてトヨタのセダンに乗っていた頃、原付きバイクを運転したのですが、信号手前でいつもの感覚でアクセルオフしたら、思ったよりも減速して、アクセルを足すという事態になったことがあります。原付きに不慣れな私は失敗したものの、すぐに原付きのアクセルオフ特性を理解して、後続車に迷惑がかからないような運転に切り替えました。
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