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ラブホ清掃員が驚愕した“利用客のヤバい忘れ物”「僕が中学生のときプレゼントしたイヤリングが…」

日刊SPA! / 2024年8月12日 15時53分

 案の定、その社員IDはいつまでたっても引き取られることはなく、結局その後処分されたそうです。

「あともうひとつあります。それは、超有名な政治家の政策秘書が忘れていった名刺入れです。持ち主を確認するために中身を見たのですが、どうやら一番側近な秘書だったようで、ちょうどその頃その政治家はいろいろ渦中の人だったので、よく覚えています」

◆見たくなかった忘れ物

 多種多様な人が日々訪れるラブホなので、週刊誌のネタになるような忘れ物にもあまり動じなくなっていた岡田さんでしたが、ある日の清掃で見つけた忘れ物には大きなショックを受けたそうです。

「母親が利用していたんです。僕が中学2年生のときに母親にプレゼントした七宝焼のイヤリングがベッドサイドにありました。美術の時間に作った赤いいちごをモチーフにしたイヤリングです」

 岡田さんが小学5年生のときに両親が離婚し、以来、生命保険会社で働きながら女手ひとつで育ててくれた母親が、よりにもよって自分が働いているラブホを利用していたことを知り、岡田さんは相当ショックだったそうです。

「実は、母親にはラブホで働いていることを伝えていないんです。友達のベンチャー企業でアルバイトしているってうそをついていたんです。母親にもいろいろあるのだと思います。望んでラブホに来たかどうかもわかりませんし。もう一度バイオの道を志してみます」

 岡田さんの気持ちに変化をもたらすきっかけとなったイヤリングは、後日自宅の目立たない場所にそっと忍ばせておいたそうです。

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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