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元人気グラドルが語る“AV出演強要”の実体験「洗脳されていたのかな、と今は思っています」

日刊SPA! / 2024年8月12日 15時54分

――写真撮影ですかね。

金松:はい、結局全部脱いで、写真を撮られて。それでその日は終わったんですけど、帰り道はずっと「だまされた」と考えていました。

 後日、「デビューが決まった」との連絡があったんですけど、そのとき「話が違います、やりません」と答えたら「ふざけんな!」と態度が豹変して。駅のホームだったんですけど、泣きながら「それだけはできません」って電話を切りました。そのあとは電話が来ても無視して、住所も知られていたので引っ越しもして……。

◆「断ればいい」は怖い思いをしていないから言える

――そこまでしないと不安ですよね。それまでは信頼していた男性だったんですよね?

金松:今考えると、ちょっと洗脳みたいなものだったのかな、と。その人とは、身体の関係もありましたし……。

――相手が好きだったわけではないんですよね?

金松:恋愛感情はまったくありません。「色気が足りないから、教えてやる」みたいな流れです。

――出演強要が問題になったときに「断ればいい」「親や警察に相談すればいい」のような意見が多く見られました。実際に出演強要を経験した金松さんとして、断れるものだと思えますか?

金松:私の場合は電話で断ったので、まだなんとかなりました。でも実際に目の前で暴力的な態度に出られたら、怖くて「やります」と言ってしまったかもしれません。結局、引っ越しまでして逃げなければなりませんでしたし、実際に怖い思いをしていない人はなんでも言えるかな、と思ってしまいます。

◆「18禁グラドル」として活躍後に完全引退宣言

――そのあとはグラビアアイドルとしての活動開始ですか。

金松:一度芸能界を離れて、フリーターをしていた時期がありました。でも「芸能界でなにもできていない」という気持ちがあったので、グラビアアイドルとして復帰したんです。けっこう私も後先考えない部分があって、内容がどんどん過激になって「18禁グラドル」なんて呼ばれるようになっちゃいました(笑)。

――その後、2023年に芸能界から完全に引退を宣言していますね。もう「やりきった」と思えたんですか?

金松:18禁グラドルと呼ばれるようになって、お仕事の幅がすごく狭くなってしまったんです。過激すぎるお仕事はできないし、下着モデルみたいなキレイなイメージのあるお仕事もできないし、という状況で。

――アダルトなイメージがあると、そうなっちゃいますよね。

金松:写真集も出せたし、雑誌の表紙にもなったし、地上波のテレビにも出演できたし、やりたかったことは一通りやれたなと思って引退を決めました。

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