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通勤中の銀座ホステスと“ナンパおじさん”の攻防「迷惑を通り越して恐怖」

日刊SPA! / 2024年8月13日 15時53分

◆しつこく付きまとうおじさん

 足早に立ち去ろうとする私におじさんはなおも付きまといます。全然めげません。よほど空気が読めない男性とみました。ご家庭でも町内でも会社でも嫌われていそうです。「ホステスさんですよね? けっこう稼いでるんですか?」と、ゼエゼエハアハアと臭い息を嗅がせながら、顔を覗き込んできます。

 迷惑を通り越して恐怖でした。どう見てもまともな人ではありません。下手に反撃して、物理攻撃をくらわないとも言い切れません。

 おじさんを刺激しないよう「急いでいますので……」と、再度エスケープを試みましたが「岸田総理か!?」と意味の分からないことを言いながら付いてきます。

◆さらにエスカレートするおじさん
 
 岸田総理なのか!?と困惑する私に「出勤前の癒しタイムはいかがでしょうか?」と、おじさんはニチャニチャ。私は、「癒しタイム?」と思わず聞き返してしまいました。

 おじさんは「そうです」と得意顔で続けます。「出勤前の癒しタイムを私と過ごしましょう! 例えば食事とか……」。耳を疑いました。オダギリジョーでも高橋一生でもない、太った小汚いおじさんと出勤前にノーギャラで食事をするとしたら、癒しどころか罰ゲームです。

「同伴なら大歓迎ですよ」と返事すると、彼は「同伴なんてしません!」とふんぞり返りました。

「同伴じゃないとデートには行けませんか?」とさらに食い下がります。思わず大大大爆笑です。おっさん、ギャグセンスありすぎます。並木通り中に高笑いを響かせてやりました。

「無理無理無理無理!行くわけないじゃん!(爆笑)」とお伝えしましたところ、おじさんはムッとした顔で続けました。

◆憤慨おじさん
 
 憤慨した様子のおじさんは「だいたい同伴なんてしている男は負け組なんだよ」と反論しました。「鼻の下伸ばしちゃって情けないよ」と。はいはい。銀座エアプです。ドラマかなんかの見過ぎです。

 銀座に定期的に通えて、同伴でホステスに高価な食事をご馳走できる男性が、我々ごときに鼻の下なんて伸ばすわけないじゃないですか。仮にほんのちょっと伸びていたとしても、スマートでエレガントな鼻の下ですよ。銀座にいらっしゃる男性はイケメンで素敵な方ばかりです。

 恵まれないおじさんの嫉妬ほどみっともないものってないです。どこからどう見ても負け組はお前(付きまといおじさん)です。可哀想になりました。

◆置いていかれるおじさん

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