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「暑さで目玉焼きが焼ける」は本当。熱中症だけじゃない“夏の車内放置の危険性”

日刊SPA! / 2024年8月16日 15時52分

「暑さで目玉焼きが焼ける」は本当。熱中症だけじゃない“夏の車内放置の危険性”

※写真はイメージです

8月に入って連日猛暑に見舞われる地域も多く、熱中症警戒アラートが各所で出されている。
炎天下にさらされていた車内の温度は、40℃を超えるのも珍しくない。ちょっと外出しようにも、エアコンがきくまではサウナのような状態だ。少しでも涼むためにと買ったアイスは一瞬で液体に変わりはじめる、まさに“溶けるほどの暑さ”である。

そんな夏の車内で気を付けるべきは、実は熱中症だけではない。例えば、うっかり置きっぱなしにしたもので痛い目をみることもある。今回は夏の車内放置で困ってしまったエピソードを紹介しながら、JAFに「危険性」について話をうかがった。

◆CDがカーオーディオから取り出せない

片道約50分かけて車で出勤しているというリサさん(仮名・30代)は、以前カーオーディオで困った体験があるそう。

「夏場に、車内のオーディオにCDを入れっぱなしにしていたら、熱で変形して出てこなくなってしまったんです」

車を日常的に使う人なら、カーオーディオ内にCDを入れっぱなしにするのはありがちだし、お気に入りのものなら尚更だろう。それが、内部ですら溶けてしまうことがあるとは驚きだ。

◆重要書類が変わり果てた姿に……

ミホさん(仮名・20代)は、ダッシュボード下の収納スペースである「グローブボックス」にしまっていた重要書類が、危うく“書類”ではなくなりかけたという。

「自賠責の書類をクリアファイルに入れたまま収納していたら、文字がきれいにファイルに転写されてしまって焦りました……」

なんでも、「クリアファイルと書類がくっついていたのをはがしたら、文字だけファイルに移ってしまった」らしい。

もはや“書類”ではなくなりかけているものを警察に見せたところ、幸いにも「かろうじて読めるからOK」だったそう。思わず肝が冷えるようなエピソードだ。

◆ダッシュボードの温度は70℃以上にのぼる

車内放置で失敗した経験の約半数は、「ダッシュボード」もしくは、その付近に物を置きっぱなしにしてしまった結果、起きていることが多いように思う。

JAF(日本自動車連盟、以下JAF)公式ホームページに掲載されている実験検証「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」の結果によると、真夏のダッシュボードの温度は、なんと最大で79℃にもなるそう!

さらに、「対策なし(黒)の車内温度が一番高く推移していたが、サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない」と報告している。

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