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いつまで「イギリスは料理が不味い」と揶揄するのか。渡英した記者が驚いた「現地の食事情」

日刊SPA! / 2024年8月19日 15時54分

とにかくビールとの相性は抜群で、揚げ立てのおいしさは記憶に残ります。産業革命時代のフィッシュアンドチップスは下味をつけず臭みを取らないまま揚げていたために、不味い料理として扱われたそうですが、今では大きく改善。ガイドブックやグルメサイトで評価の高い店に行けば、必ずや感動の味にたどり着けるはずです。

◆4:人気の和食店で食べる「アレンジされた日本料理」

今回の滞在で改めて実感したのが、イギリス国内における和食の進化ぶり。以前はサーモン中心の寿司やおにぎり、味噌汁などが定番でしたが、人気の和食店に行ってみると、和牛とトリュフの握り寿司、ピリ辛マヨネーズが添えられたたこ焼き、スパイスの効いたカツカレーなど、人気メニューに変化が。

純粋な和食とは違う、海外の食文化がほどよく融合した和食は、イギリス国民だけでなく、世界中から集まる観光客からも広く愛されている光景を確認できました。

◆5:インド料理やタイ料理。ハーブやスパイスが効いた「エスニック料理」

イギリスには古くからインドカレーが伝わり、広く愛されている料理の一つになっています。他にもタイや中東などのエスニック料理も豊富。共通しているのは、ハーブやスパイスがしっかり効いていること。

イギリスでリーズナブルなレストランを選ぶ場合、インド料理を選べば安心と言われるほど全体的にレベルが高くなっています。

◆6:評判の高い「本格アフタヌーンティー」

イギリスに行ったら必ず体験したいのが、本場のアフタヌーンティー。日本でも“ヌン活”と言われるほどブームになっていますが、本場の味は別モノです。紅茶の濃厚さにはじまり、スコーンの豊かな香り、ケーキの華やかさ、さらには室内装飾や音楽、食器類にも惚れ惚れしてしまうことでしょう。

価格は日本の2倍以上の場合が多いものの、決して後悔することのない優雅な時間になること間違いありません。

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さあ、いかがでしたか? おいしいという感覚には個人差があって当然ですが、今回の料理をご覧になって、これまで抱いていたイメージが少しでも変わったのであれば嬉しく思います。

<TEXT/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。

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