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結婚報告に実家へ帰省したら…彼女の顔を見て「固まった」父。予想外すぎた“二人の関係”にア然

日刊SPA! / 2024年8月20日 15時52分

◆「借金までして貢いだのに!」

 福田さんは、「F香は女性なので、母もしくは付き合っている僕が案内するのが自然。普段はまったく気が利かない父がトイレを案内するなんて、あきらかに不自然。隣に座っていた母も『どうしたの? 今日は気が利くじゃない』と、驚きを隠せない様子でした」と続ける。

「けれど母が『じゃあ、お願いね』と言ったものだから、2人は席を立ってしまいました。すぐにでもあとを追いかけたいと気持ちが焦っていたとき、『じゃあ私、食器を洗ったりするわ』と母が空いた食器などをまとめて手に持ち、立ち上がってくれたのです」

 すぐに福田さんは、テーブルの上にある空いたお皿をどんどんキッチンへ運搬。大量の洗い物をする母の背中に謝りながら、そっと2人のあとを追いかけた。それほど広くはない実家。すぐに、2人がトイレ前の廊下で声を押し殺しながらモメているのが聞こえてきた。

「聞き耳を立て、足音がしないよう慎重に2人に近づくと、『借金までして貢いだのに!』と、まるでドラマのような父のセリフが聞こえてきます。そして、『彼氏いたのかよ……。しかも俺の息子とか……』と続けた父に、F香が『ごめんなさい…』と謝罪したのです」

◆「二度とF香とは会うな」

 次の瞬間、福田さんは2人の前に飛び出し、近くにある和室に2人を連れ込んで問いただした。そして、2人がパパ活で知り合い、父はF香さんのために借金までして500万円以上つぎ込んでいることが発覚。福田さんの父は、相当F香に惚れ込んでいたようだ。

「その後1か月近くかけて頭の中を整理し、F香とは別れました。そして、母親が2人の関係を知って悲しまないよう、結婚資金や結婚後の生活のために貯めていたお金で父親の借金を返済。父親には、『二度とF香とは会うな』『パパ活もするな』と強く説教しました」

 福田さんはそれ以降、「お盆休みや帰省のニュースを見聞きするたび嫌な気持ちになってしまう」と話す。悲しい気持ちや嫌な思い出は心に残りやすいもの。帰省する人も迎え入れる側も気持ちよく過ごしてほしいものだ。

<TEXT/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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