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家庭教師に「着信拒否」された教育ママ。息子の成績が上がったのにガミガミ文句を言い続け…

日刊SPA! / 2024年8月21日 8時51分

◆成績アップという目標を果たすもダメ出しばかり

 当然、きちんと教えているとの自負はあった。二学期に行われた中間・期末テストと模擬試験では、担当する英語・数学・理科の三教科の点数がいずれも上がっており、目に見える形で結果も出していた。

 ちなみに母親からの感謝の言葉はなく、「なぜ、ここまで言われなきゃならないんだ、との不信感は大きくなりました」と振り返る。

「緊張しっぱなしでも良くないし、勉強嫌いになって逆効果となる可能性もある。冗談も場を和ますためにあえて言っているとひとつずつ丁寧に説明しました。ですが私の話に理解を示してくれる様子はなく、それどころか契約の打ち切りを示唆されました」

◆やる気をそがれ家庭教師を辞めた

 実は、当時の村田さんは茶髪で、家庭教師の時は外していたが、普段は耳にはピアスも付けていた。

「もしかすると、そうした私の見た目に嫌悪感を持っていたのかもしれません。最初から壁のようなものを感じていたので。それでも相手は母親なので意見を尊重し、授業中の冗談も控えていましたが、今度は『授業後の余計な会話もやめてほしい』って」

 家庭教師センターの担当者にも相談したが「保護者の方とよく話し合って……」と言うばかりで頼りにならない。次第に辞めたい、あの家に行きたくないと思うようになり、二学期が終了した時点で家庭教師を降りてしまう。

「一応、研究が忙しくなったことを理由に挙げましたが、これはただの口実。ついでにその家庭教師センターが何のフォローもしてくれなかったので登録を解除しました」

 ところが、それから3か月が過ぎた翌年の3月下旬、自身のスマートフォンに母親から着信。何事かと思って電話に出ると、また家庭教師をやってくれないかとの打診だった。

◆あまりに上から目線の態度だったので最後にガツンと言ってやった!

「後任の家庭教師のことも気に入らなかったらしく、自分のほうがまだマシだって。相変わらずの上から目線だったから言ってやったんです。『私も人間ですからあんな風に文句を言われてまで教えたくない』って。

 受話器の向こうで盛大にキレてましたが、『そういう態度です。自覚がないなら気を付けたほうがいいですよ』とだけ言って電話を切りました。

 その後も何度か着信はありましたが無視し、もう相手をしたくなかったので着信拒否。今思えば若気の至りですが、あの時はすっきりしました。生徒には最後まで面倒を見ることができず、申し訳ない気持ちでしたけどね」

 家庭教師だけでなく学校や塾の先生にも共通して言えることだが、重要なのは親にとってではなく子供にとっていい先生であるか。そこをもう一度考えてほしいものだ。

<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[カスハラ迷惑客を成敗]―

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