届いた新車の色が違った！カーディーラー営業マンがやらかした“うっかりミス”3選

　Bさんは出入り禁止を言い渡され店長がしばらくの間担当することになりました。Bさんは店舗に損害を出したものの本社での懲罰案件にはならず、今も同じ店舗で営業をしていると聞きます。

◆3：お客様との約束事を忘れて一大事！

　筆者の教育係をしていた年齢の近い先輩営業マンのCさんは一言で表すならおっちょこちょい。事あるごとに小さなミスを犯して店長に怒られていました。そんなCさんのエピソードは、商談予定を忘れ、しかも別の商談を入れてしまったという、営業マンとしてあるまじき行為から始まったトラブルです。

　Cさんが意気揚々と商談に出かけて行った30分後、以前から商談のアポを取っていたY社の専務からCさん宛かかってきた電話を私が取りました。「今日約束しているんだけど、まだCさんが来ない」といった内容だったので、Cさんに確認の電話をかけたところ、「あっ……やっべ。とりあえず電話するわ」と。

　電話を切った数分後、またY社から電話がかかってきました。しかも店長宛に。電話に出た店長はただただ平謝り。電話の声は聞こえないものの、明らかに怒っている様子が目に浮かびます。

　電話を切った後、店長は即座にY社に出向いて謝罪しましたが、もちろん商談はパー。別の商談を決めて帰ってきたCさんは店長に1時間以上も説教をされていました。

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　いかがでしたでしょうか。今回紹介したエピソードの他にもまだまだ語り尽くせないほどありますが、今回はここまで。皆さんの周りにいる営業マンはこのような人はいないと思いますが、お気をつけくださいね。

＜TEXT／宇野 源一＞

【宇野 源一】
埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X（旧Twitter）：@gengen801