元ラブホ従業員が忘れられない“客からのサプライズ“。バッグに入っていた「予想外のもの」とは?
日刊SPA! / 2024年8月26日 15時52分
※写真はイメージです。
さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
今回は、学生時代にラブホでアルバイトをしていた鈴木泰輔さん(仮名・20代)が従業員として体験した、2つの“忘れられないエピソード”を紹介する。
◆忘れ物? ピンク色のバッグの意外な中身
鈴木さんは「お客さんが部屋に置いていったピンク色のバッグを今でも鮮明に覚えています」と話し始めた。
「私は清掃がメインの業務でした。おそらく世間のみなさんは、汚物の処理をするというイメージが強いかもしれませんが、そんなことはありません。ビジネスホテルの清掃と大きく変わらないと思います」
ラブホにも繁忙期があり、鈴木さんは普段よりも忙しくなる“クリスマス”にシフトが入っていた。休憩利用も多いため、1日に何度も清掃をするそうだ。
「特に恋人との予定もなかった私は、シフトに入ることにしたんです。いつものように部屋に入ると、ベッドの上に鮮やかなピンク色のバッグが置かれていました」
忘れ物はよくあることだったため、鈴木さんは「どうせまた忘れ物だろう」と思いながらバッグを開けた。すると、予想外の“もの”が入っていたという。
◆客からのサプライズ「ちょっとしたプレゼントです」
「バッグの中には大量のロマンティックなアイテムが詰まっていました。超豪華なランジェリーセット、どう見てもペア用のローションやキャンドル、そして、手書きのメッセージカードがありました。『今日は特別な日だったんだな』と思いながらも、そのメッセージカードを見て驚きました」
そこには「ちょっとしたプレゼントです。ぜひ使ってください」と書かれていたそうだ。
どうやら、ラブホの利用客から意図的に用意しておいた“スタッフへのサプライズ”だった。オーナーに報告したが、客には返却せず、受け取ることになったという。
「ありがたいことに、私がもらうことになりました。このようなかたちでクリスマスプレゼントをもらえるなんて、テンションは上がりましたよ。でも、よくよく考えると、私生活が充実している知らない人から同情されているような敗北感が……」
一度そう思い込んでしまった鈴木さんは、一気にネガティブな気持ちになったのだとか。
「プレゼントの中身はどう考えてもカップル向けのものばかりです。彼女がいなかった男子学生がもらっても、使い道がないことは言うまでもありません」
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