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元ラブホ従業員が明かす“外国人清掃スタッフ”の裏事情「勤務態度は総じて良好だったけど…」

日刊SPA! / 2024年8月28日 15時52分

◆フィリピン人スタッフの場合

 在籍していた全てのスタッフが女性であり、ただ1人の例外もなく数十年前に来日し、日本人男性と結婚し、永住権を取得してそのまま働いているといった具合でした。

 おしなべて明るい性格で、勤務態度も極めて良好。ただ客入りが激しい時間帯になり忙しさが増すと仕事が雑になる傾向があり、それについて言及すると、「忙しくて死んじゃう」、「もう耐えられそうにない」などのオーバーな表現を用いて、やっつけ仕事についての責任の所在を逃れようとするケースがよく見受けられました。

 どのスタッフも総じてフレンドリーなため、仕事が暇なときにはよく歓談していました。また、日本語力については各々に差があり、声だけ聞いたらほぼ日本人と遜色がないレベルにまで日本語を操ることができる方もいれば、その方とほぼ同じ年数を日本で過ごしているのにもかかわらず、「てにをは」が怪しかったり、イントネーションに若干の違和感を抱くことがあったりする方もいて、語学力の差というものは、一体どのようにして生じるのだろうかと疑問を抱いたことを今でも覚えています(そして、その疑問は現在に至るまで気にかかっています)。

◆ベトナム人スタッフの場合

 スタッフの全員が20〜30歳までの留学生でした。男女比は4:6あたりで、やや女性スタッフが優勢。

 留学生であるため、実家の経済状況は基本的に恵まれており、ほとんどのスタッフは留学しているあいだに少しでも日本での生活を楽しもうという目的のためにアルバイトに励んでいる、といったところでした。

 性格に関しては、よく喋る方もいれば大人しめの方もいて、主に明るくリーダーシップがある1人の男性スタッフが他の仲間を統率しているといった様子で、ベトナム人スタッフの全員が彼の“つて”で入社していました。

 やはり語学力に関しては各人によって大きな差があり、前述の“リーダー”は日本語でジョークが言えるくらいには精通していましたが、来日したばかりのスタッフはほとんど日本語が理解できず、こちらの指示を飲み込めず、業務に難儀するケースが多々ありました。

 勤務態度に関しては極めて良好ですが、自分に都合の悪いことを指摘されると“意図的に日本語が理解できないふりをする”スタッフもいたりと、例外もありました。

(余談ですが、後日そのスタッフは備品を大量に持ち出したことによりクビになりました)

 また、女性スタッフのなかには副業として通訳のアルバイトをしている方もいたのですが、彼女はどのスタッフよりも羽振りがよく、それがとても印象に残っています。
 
◆ネパール人スタッフの場合

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