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“現役早大生セクシー女優”のその後。ネットで身バレ、就活を諦めても「あの選択は間違いではなかった」

日刊SPA! / 2024年8月29日 15時53分

 教室でとなりに座っている友人が、まさか直前まで裸で撮影をしているとは、なかなか想像がつかないことだ。

「ありがたいことにゼミの友人たちは何も触れずにいてくれました。私から話すまでは何も触れない、聞いてこないスタンスでしたね。皆、『大学生の私』の尊厳を守ってくれたように思います。ネットではいろいろ言ってくる人たちもいたけど、こんなに理解がある人たちも世の中にはいるんだなって思いましたね。

 大学を卒業できたのも彼らのおかげ。そういう意味では本当にいい縁や人間関係に恵まれたと思います」

◆セクシー女優になることは「人生の起爆スイッチ」だった

 それにしても身バレを辞さない覚悟で、なぜ神野はセクシー女優になったのか。それについて神野は「自分の人生を終わらせたかった」と明かす。

「もともと性行為は嫌いじゃなかったし、好奇心もあった。でもセクシー女優になることは『人生の起爆スイッチ』のように思えたんです。なにかこれまでの人生を変えたいというか……。

 もし他の選択肢があったらセクシー女優の道を選ばなかったかもしれない。でもあのときは『差し出されたプレゼント』に思えたし、それしかなかった。

 いま思えば、いろんな人と話をするとか、別の方法もたくさんあっただろうけど、当時はどんなふうに人生を変えていいのかわからなかったのも事実ですね」

 大胆な行動は、ある種のショック療法のような響きすらある。もちろん「人生を変えたい」と思ったところで、供給過多な業界において、人気女優になれるとも限らない。

「あの頃は『ちょっとアホだな』って思うこともあるんですけど、自分の“性的資本”をうまくお金に替えられたのはよかったのかな。

 あのときの“正解”を否定する気はないんですよね。セクシー女優になったことでいろんな人に出会えて、人とのつながりや仲のいい友達もできて、『あの選択は間違いではなかったな』って思うんです」

 人生の選択肢に、完全な“正解”はない。その選択肢を正解にしていくのはあくまでも自分——神野の言葉の端々には、そんな人生への決意が表れた気がした。

<取材・文/アケミン、撮影/藤井厚年>

【アケミン】
週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu

―[神野藍]―

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