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朝のバスにいる迷惑な“おしゃべり老人”。誰も注意できずにいたが…意外な人物が「解決」するまで

日刊SPA! / 2024年8月30日 8時51分

朝のバスにいる迷惑な“おしゃべり老人”。誰も注意できずにいたが…意外な人物が「解決」するまで

※画像はイメージ

 バスや電車などの公共交通機関では、時折迷惑行為に遭遇することがあります。イヤホンから漏れる騒音や、非常識な座席の座り方などはよく見かける光景ではないでしょうか。今回は、朝の通勤バスで起きた少し変わった迷惑行為のエピソードです。
◆毎日同じバスに乗ってくる老人

 建築設計事務所で設計士をしている大村さん(仮名・36歳)は、自宅近くの停留所から毎日同じ時刻のバスを利用して、事務所のある都内某所まで通勤しています。

「ここ半年くらいでしょうか。毎日決まった停留所から白髪の老人が乗車してくるようになりました。通勤時間帯ということもあり、結構車内は混雑していて、その老人はいつもバス後方の手すりに捕まり、私が降車する1つ前の停留所で降りていきます。時にはその老人に席を譲る乗客もいるようですが、おおかたの乗客はバスの適度な揺れの中で心地よい眠りについていて、老人の存在に気づいていない人もいるようです」

 ところが、最初の頃はおとなしく手すりにつかまっていた老人が、いつの頃からか周囲の乗客に大声で話しかけるようになったといいます。

「乗車してしばらくしてうとうとし始めた頃、後方から老人の大きな話し声が聞こえてきました。何やら目の前に座っている若者に話しかけている様で『あなたはどのようなお仕事ですか?』とか『東京の朝はいつも混みますね』など、たわいもない会話でしたが、若者は終始下を向いて目を閉じていたように見えました」

◆とうとうその老人にロックオンされた

 そんなある日、朝一から重要なコンペを控えていた大村さんは、いつものようにイヤホンをつけ、膝の上に置いたノートパソコンに目を通していました。すると、いつもはバス後方付近にいるはずの老人が大村さんの方に近寄ってきたそうです。

「老人が近寄ってきていることはわかっていましたが、今さら寝たふりもできず、何よりコンペの確認に追われていたので、心の中で話しかけられないようにと祈っていました。でも、やっぱり老人は私にたわいもない話を語り始めました」

 本来であれば席を譲るべきなのはわかっていても、ノートパソコンでの作業もしたい大村さんは、心を鬼にして老人を無視したといいます。

「私が作業に集中すればするほど、老人はいろいろ話しかけてきました。私は、老人の声が耳に入らないようにイヤホンの音量を最大限に上げました」

◆突然響き渡った女子高生の声

「おじいちゃん!私、席を変わりますからこちらへどうぞ」。しばらくして、前方の座席に座る女子高生が、いきなり老人のほうを向いて声を上げ、周囲にいた通勤客は一斉に彼女に視線を向けました。

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