1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「いい加減にしろよ!警察呼ぶぞ」子連れで”あおり運転”呼ばわりされた35歳男性の苦い思い出

日刊SPA! / 2024年9月1日 8時51分

◆追突事故に遭ってしまう

「とにかく、どこか車が停められる場所を探して休憩しようと必死でした。つくづく『妻がいてくれたらなあ』と痛感したのをよく覚えています」

 そのすぐ後に、妹が再び「パパ! おねえちゃん吐きそうなんだって!」と声を上げ、島田さんもびっくりしてバックミラーに目をやり、再び視線を戻したところ、前方の自動車が目の前まで迫っていたので、とっさに急ブレーキをかけた島田さん。

「前方の車が右折しようといったん停止していて気づいたらもう目の前にいて、慌てて急ブレーキをかけ間一髪衝突せずに済んだのですが、そのすぐ後に『キー!ガチャン!』と鈍い音とともに後方から衝撃を受けました」

◆後味の悪い事故の結末

 幸い、衝突音の割には衝撃は少なく、2人の子供も一瞬は驚いた様子を見せたそうですが、気丈にも「パパ大丈夫?」と、逆に心配してくれるほどの余裕があったそうです。しかしーー。

「子供達にけがなどがなくまずはホッとしていたのですが、次の瞬間後続車のドライバーから大声で『いい加減にしろよ! 蛇行したり減速したりさ! おまけに急ブレーキかよ。たいしたあおり運転してくれるじゃないか! 警察呼ぶぞ』と罵声を浴びせられたのです」

 一瞬「なんで自分が怒鳴られる?」と思った島田さんですが、よく考えると、後部座席の長女に気を取られ、頻繁に様子をうかがっているうちに、蛇行や減速を繰り返していたことに気づきました。

◆意図せずあおり運転した?

「あおり運転なんてする余裕も、理由もなかったのですが、私たちの緊迫した状況は知るはずもなく、後続車のドライバーからは立派なあおり運転に見えたのでしょうね。とりあえず、警察が到着するのを待ちました」

 しばらくしてから、警察が現場に到着し、島田さんが話した一部始終を確認した後、最終的には後続車の前方不注意という事故で処理されたそうです。念のため、動物園は諦め自宅近くの総合病院で診察を受けた子供たちですが、特に問題はなかったそうです。

「私に過失はなかったのですが、なんだか後続車を巻き込んでしまったような気がして、とても後味が悪い1日になってしまいました」

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

―[シリーズ・危険!あおり運転]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください