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52歳で早期退職して後悔。再就職できず、時給800円台のアルバイト生活に――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年9月1日 8時45分

52歳で早期退職して後悔。再就職できず、時給800円台のアルバイト生活に――仰天ニュース傑作選

※写真はイメージです

過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2021年12月7日 記事は取材時の状況) *  *  *

 高年齢者雇用安定法の改正で「70歳定年」が叫ばれるようになった。だが、不景気も相まって今の会社に居続けられるとも限らない。大企業を中心に「早期退職者」の募集が相次いでいる。

 早期退職を選ぶ人たちにもさまざまな事情があるのだが、「今でも悔やんでいます」と話すのは、製造業界に勤めていた三宅幸三さん(仮名・60代)。早期退職後に待ち受けていた厳しい現実とは?

◆52歳で“早期退職”して後悔

「退職を決意したのは、52歳の誕生日の目前でした」

 三宅さんは、50代で早期退職することになるとは夢にも思っていなかったという。もちろん、葛藤もあった。

「50代といえば働き盛りです。報酬もそれなりにいただいていました。それをすべて投げうって退職したんです。理由は、病身の両親の面倒を見ることでした」

◆仕事がない現実

 都会から実家に戻ってきたが、再就職は困難だった。そこで「自分は無職」という現実を突きつけられたという。

「失業保険をもらいながら暮らしていましたが、受給期限が過ぎても再就職先は見つかりませんでした」

 そこは田舎。若者でさえ仕事はない。当然、50歳を過ぎた中年男性に手を差し伸べてくれる企業はなかったそうだ。

◆再就職を目指して資格を取得

 とはいえ、ずっと無職のままでは生活ができない。退職した当時は、これといった資格は何ももっていなかったのだが、再就職に備えて資格取得を目指すことにした。

「再就職に有利な資格取得を考えましたが、どんな資格が再就職に有利なのか想像もつきませんでした。そして記憶力の衰えた身では、勉強もスムーズに捗りません」

 そんななか、職業安定所の担当者のアドバイスによっていくつかの試験に合格。

「不動産関連の資格がいいと聞きましたので、宅地建物取引士(当時は宅地建物取引主任者)と測量士補の試験に挑戦したんです。一生懸命に勉強した甲斐もあり両方の資格取得につながりました」

努力が報われ、やっとの思いで取得した資格。しかし、それでも再就職は叶わなかったという。

◆時給800円台のアルバイト生活

「社員として内定がもらえないのなら、アルバイトでもいいと思いガソリンスタンドで働き始めました。働くきっかけは、乙種4類危険物取扱者の資格を保有していたからです。とはいえ、あくまでもアルバイトです。時給800円台での生活は厳しいものがありました。

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