早稲田大学在学中にセクシー女優デビュー、親バレ。引退後も抱える“家族への複雑な思い”
日刊SPA! / 2024年9月2日 15時53分
元「渡辺まお」、現在は文筆家として活動する神野藍(24歳)
「自分の人生を終わらせたかった」
セクシー女優になった理由をこう表現する文筆家の神野藍(25)。現役時代は「渡辺まお」名義で活動し、2022年に引退。いったい彼女は人生の何を、終わらせたかったのか。
今回は、彼女の生まれ故郷や家族について。「両親には、罪の意識に苛まれる日もあります」と語る神野。親バレ、兄との関係、両親への複雑な思いに話は及んだ。(記事は全3回の2回目)
◆週刊誌の表紙がきっかけで“親バレ”
「親バレのきっかけは雑誌でした。週刊誌の表紙に、私の顔写真が載っていたのを親戚のおばさんが見つけてしまって。そこから親に伝わりました。雑誌が発売されて1週間後ぐらいに『なにか話すことあるよね』と母親からLINEがきました。
もちろん私もいつかはバレることは覚悟していました。私も『この仕事をやるなら親の死に目に会えなくても仕方ない』くらいの気持ちでやっていたので、親からの連絡も突っぱねる感じでしたね。
ただ、親も親で縁を切りたくないという感じだったのかな。『あなたのことはわかってるよ』と下手(したて)に出てくるようになったんですよね」
筆者(アケミン)はかねてからいわゆる「親公認セクシー女優」のインタビューをしているが、娘の職業を知った際の親の反応は実にさまざまだ。絶縁宣言をする親もいれば、前向きに「応援」する親もいる。そしてこれは、あくまで肌感覚だが「怒る親」のエピソードは、一昔前に比べると少なくなっているようにも思える。
「私、子どもの頃からほとんど怒られたことないんです。せいぜい進研ゼミを溜めてしまったことぐらい(笑)。自主的に勉強するタイプだったし、手がかからない子だったと思います。ただその一件以来、地元にも帰っていないし父親とは一切口をきいていません。母親とは誕生日に連絡を取り合うぐらいですね」
◆「愛情を過不足なく受けてきた」しかし抱いてきた家族への複雑な思い
神野は宮城県出身、仙台市郊外のベッドタウンで生まれ育った。「何の変哲もない平均的な場所」と神野は過去のエッセイにつづっている。実家は自営業、4歳年上の兄がいる。
「愛情を過不足なく受けて、育てられたと思います。家族旅行にもよく行ったし、クリスマスやひな祭りなど季節の行事も、誕生日も祝ってくれる『ちゃんとした』家族ですね。親世代にしては珍しく、父は洗濯と掃除、母が料理と夫婦で分担していましたね。ずっと自慢の両親でした」
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