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履歴書の写真で「肌を露出するよう」要求されて…。20代女性が陥った“ラクして稼げるバイト”の罠

日刊SPA! / 2024年9月6日 8時51分

◆「写真を撮りたい」と呼ばれた先は…

 さらに「相手は経営者や有名人など、表立ったトラブルは避けたい既婚者ばかりのため、性的な心配もない」という説明だったとか。半信半疑ではあったが、ラクして稼げるというパワーワードを抑え込むほどの不安は芽生えなかった。

「バイトの話は弾みましたが、話が進んでいくごとに陰りがみえるようになります。最初に違和感を覚えたのは、『履歴書代わりの写真を撮りたい』とレンタルスペースのようなところに呼び出されたときのことでした」

 新人店員が、「このアルバイトは競争率が高いから、セクシーさをアピールしたほうがいいかもしれない」などと、とにかく肌を露出するようしつこく提案。また、チェリーやフランクフルトなどを使い、性的な印象を与えるような指示を出してきたのだ。

◆新人バーテンダーは即刻クビに

「そんな写真をパシャパシャ撮られ、なんだかおかしいと思ったのです。そこで、その日以降、新人店員の連絡を無視することにしました。すると、『こっちには、写真があるんだぞ』『いますぐ連絡してこい』とメッセージで脅されたのです」

 怖くなった由宇さんだが、「ここで言いなりになったら、ずっと脅されるかも……」と意を決し、「別に胸などを見せているわけでもないので、好きに使えばいい」とのメッセージを送信。バーのオーナーに経緯を説明したところ、新人店員は即刻クビになっている。

「ほかの客にも同じように声をかけ、困らせていたようです。実際にどんなバイトをやらせる予定だったのかは不明ですが、途中で脅してきたぐらいなので、ロクでもない内容で間違いないでしょう。右も左もわからない海外でのわけのわからないアルバイトは怖すぎます」

 この一件があって以降、「ラクして稼ぎたい気持ちは変わらないが、ラクして稼ごうとすると危ない仕事が多いのかもしれない」と、キャバ譲として少し真面目に働きはじめたという由宇さん。ラクして稼ぐことばかり考え、危ない橋を渡らないよう十分気をつけてほしい。

<TEXT/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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