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「全部なかったことにしたい」強制参加の飲み会で泥酔、放尿してしまい…20代男性に待ち受けていた“不幸”

日刊SPA! / 2024年9月10日 15時52分

「全部なかったことにしたい」強制参加の飲み会で泥酔、放尿してしまい…20代男性に待ち受けていた“不幸”

※画像はイメージです

 できれば職場では、波風を立てたくないという人も多いのではないだろうか。けれど、あまりにも理不尽な要求は断ったほうが得策かもしれない。今回は、まさにそういった体験をした五色寛尚さん(仮名・20代前半)に話を聞いた。
◆実家からギリギリ通える会社

 地方の市街地でのびのび育ち、まわりから「やさしい」と言われ続けてきた五色さんの悩みは、嫌だと断れないこと。遠回しにやんわり断る方法は、社会人になるまでにどうにか身につけた。それでも、断ったあとにひと押しされると、よほどのことがないかぎり断れない。

「そういう性格なので、就職のときに親から『心配だし、できれば家から通えるところで働いてほしい』と言われたときも、東京や大阪などの都市部で働きたい気持ちを抑え込みました。そして、実家からギリギリ通える広告デザインの会社で働いていました」

 ご時世的にも何かを強制されることが少なく助かっていたのだが、五色さんの入社と時を同じくして異動してきた上司のFさん(男性・50代)が職場に馴染んできた頃から雰囲気が一変。原因は、Fさんによる遠回しな雑用やサービス残業の押しけ、パワハラ言動などだった。

「さらに僕に対しては強引な態度で、『俺たちは、同じ時期にこの部署で仕事をスタートした仲間』などと飲み会に誘ってくるようになったのです。職場の人たちは僕の性格をよく理解してくれていたので、ほかの上司や同僚がいるときは代わりに断ってくれました」

◆上司の強引な性格が露呈

 けれどある日、2人きりのタイミングで「強制参加な」と誘われてしまう。どうしても断ることができず飲み会に参加するハメになり、店へ。するとほかにも、「断り切れなかった」と愛想笑いする同僚の女性Y子さんが1名参加していた。

「Y子さんは最近入社した転職組で、僕とは1歳差。歳が近かったため、お互い嫌々参加した飲み会でしたが、思いのほか楽しいスタートとなったのです。ところが、酒の量が増えるにつれ、上司の強引な性格が露呈。『イッキ、イッキ』とコールがはじまりました」

 そして「飲め」「飲め」と、どんどん煽ってくる。五色さんは、「自分が断ると、Y子さんが無理やりアルコールを飲まされてしまうかもしれない」と懸念。断ることもできないため飲むしかなく、ついに酔いつぶれてしまう。そして、記憶はなくなった…。

◆店の外に出るなりその場で放尿

「翌朝、目が覚めると、これまで我慢してきた気持ちを上司のFさんに爆発させたことなど記憶が徐々に蘇ってきて顔面蒼白。そしてその記憶はだんだんと鮮明になり、『Fさんは強引すぎる』『やってることがパワハラ』と言ったことも思い出していきました」

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