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ウーマン中川パラダイスが「村本はもう帰ってこなくていい」と語る理由。コンビ活動が無くなり一時は月収3万円台に

日刊SPA! / 2024年9月10日 8時53分

パラダイス:とにかく、自分の意見を押し付けてくる奴でした(笑)。ネタのアイデアを出しても全部却下されたり、常にオチのある話を求められたりの連続でしたね。

 ムカつくこともありましたけど、いつも「ケンカになったらコイツのこと倒せるな」と思っていたのがデカいですね。僕は柔道を習っていたので、本気で戦ったら負けるわけないって(笑)。

◆結成5年で『THE MANZAI』優勝は「早すぎた」

――結成からわずか5年で‘13年の『THE MANZAI』で優勝されました。そのときの気持ちは?

パラダイス:めちゃくちゃ努力しましたし、うれしかったですよ。ただ、結成5年で優勝は「早すぎた」とは思いました。面白いトークがたくさんあるわけでもないし、コンビの関係性も深いわけでもない。テレビに行ってもきついやろうなぁという気持ちが強かったかな。

――実際にテレビやメディア進出が激増していかがでしたか?

パラダイス:僕は最悪でしたね。優勝してすぐに人気番組にいっぱい出ているうちに、トークのストックが無くなっていきましたから。村本は、漫才のネタにあるような、他人の嫌なことを言うキャラをすぐにモノにしていて、スタジオでもウケていたのでさすがやなぁと思いました。

――焦りはなかったですか?

パラダイス:自信はなくしかけていましたよ。だから僕は、捨て身で全部さらけ出すしかないなと思って、きつめの下ネタや社長付き合いの話をするようにしました。そしたらだんだんと人間性が分かってもらえて、ウーマンラッシュアワーはツッコミのほうが「変なヤツ」というキャラは浸透したと思います。

◆テレビに出られないのは自己責任

――ブレイクした当時の村本さんの様子はどうだったんですか?

パラダイス:今となっては悩んでいたんやろうなとは思います。ゲスキャラやクズキャラというのが浸透しすぎていて、何とも思っていない人にも「悪口を言ってください」みたいな仕事が多かったので。

 結局、村本から「テレビ減らしてもいい?」って相談されて「無理してしんどいことやるぐらいならテレビに出る必要ないんちゃう?」とは言いました。劇場であれば好きなことを言えるし、村本が面白いことを言える場所で戦うほうがいいと思ったので。

――テレビで活躍したいという気持ちはなかったんですか?

パラダイス:バラエティー番組は好きでしたけど、テレビに出られへんのは僕の自己責任だと思っていましたから(笑)。むしろ漫才チャンピオンなのに全然ネタをしていないと言われるほうが嫌だったので、ネタをしている限りは全然不満はなかったです。

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