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WEST.が7人でドームツアーを完走。先に見据える大きなAWARDへ

日刊SPA! / 2024年9月10日 8時49分

MCでは、約10年半ぶりとなる大阪・松竹座公演が発表されると、会場が驚きでどよめいた。同地は、デビュー前から公演を重ねてきたWEST.にとって思い入れの深い場所。神山は、「7人揃って育ててもらった場所に久々に凱旋できるのは嬉しいね」と話すと、重岡も「1つの集大成になることは間違いない」と気合いを入れ直した。

ライブは後半戦へ。最新曲「まあいっか!」から、10周年を記念した制作した楽曲「・(Ten)」をアコースティックで奏でる。ほかにも、「ええじゃないか」から「しあわせの花」まで、10年間でリリースした12枚のシングルをメドレーで披露。それぞれの楽曲のミュージックビデオをバックに、ド派手なお祭り仕様のフロートに乗りながら歌唱した。

そして、WEST.では定番となったバンドを背負ってメンバーたちが熱唱するパートへと思いを繫いでいく。楽曲投票で1位、2位に選ばれた「アンジョーヤリーナ」や「間違っちゃいない。」に加えて、重岡が作詞作曲した「超きっと大丈夫」など会場のボルテージは最高潮に。曲中にファンの大合唱が起こるなかで、重岡は「俺たちの10年、どうだった? メンバー誰一人も欠けずにやってきたぞ!」と絶叫すると会場から拍手が起こる。その反応に何度も頷いて、「いつもいつも俺たちの幸せを願ってくれてありがとう! 俺たちもいつも願っています!」と感謝を伝えた。

桐山は、10年は1つの通過点と前置きしたうえで「こうやって10周年を祝ってくれて嬉しいんやけど、今日はもっともっと先の見えるライブになったんじゃないかな。この先がどういうふうになるのかわからないけど、俺はさらに10年先が見えた気がしました!」とコメント。藤井も「最高の7人と、最高のみなさんと10周年を迎えられて本当によかったです。これからもWEST.という7人のグループを一緒にバカなことをやって、これからも楽しい空間を作っていきたいと思っています」と頭を下げた。

アンコールでは、10年の感謝を込めてファンから「サムシング・ニュー」の合唱が起きるという逆サプライズ。驚いてステージに飛び出してくる7人。濵田は、「着替えたら音楽が鳴りだして、『これなんですか?』って聞いたら、スタッフさんから『愛されてる証拠です』って」と笑顔を見せた。ラストの楽曲「あかさたなららら」間奏では、メンバーからファンに向けて「ありがとう」の気持ちを直筆でメッセージボードにしたためた。全43曲、3時間を超えるコンサートに幕を下ろした。

7人がこの先に見据えている大きなAWARDに向けて躍動する姿を今後も期待したい。

取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧

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