元ラブホ従業員が明かす、迷惑客よりも思い出に残っている客「女性一人で電話予約して…」
日刊SPA! / 2024年9月13日 15時52分
※写真はイメージです
さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
実家がラブホ街にあり、学生時代はラブホで清掃員のアルバイトをしていた前田裕子さん(仮名・20代)。今回は、ラブホ街で起こる珍しい出来事について聞いた。
◆ラブホを電話予約した女性客の意外な理由
ラブホには迷惑な客もくるが、むしろ「職場での思い出話に登場するのは、不思議と“丁寧なお客様”が多いですね」と前田さんは話す。
ラブホの予約はネットを通す人が多いのだが、その客はわざわざ電話で予約をしてきたという。
「電話予約っていまどき珍しいなぁと、たまたま電話対応したのが私でした。『実は推しのライブが近くであるのですが、一般のホテルが取れなくて、そういった理由でもそちらに宿泊できますか?』という内容だったんです」
前田さんが、「はい、大丈夫です。空きがあればこのまま予約しますか?」と言うと……。
「電話の向こうで、安堵していたのが分かりました。そして少し恥ずかしそうに、『あの……女性一人なんですけど』と言うので、『大丈夫です』と伝えました。また、そのほかに必ず尋ねることがあります」
それは「失礼ですが、ラブホテルのご利用は初めてですか?」である。
◆ネット予約がスムーズ
ラブホの利用が初めての場合は、説明することがあるそうだ。
「プライバシー重視のため、人に会わずにチェックインできることや、夜中でもスタッフがいることなどを伝えるんです。夜中のラブホは無人だと思っている人や、単独での宿泊や同性利用ができないと思っている人は、意外に多いんですよ」
女性客は、「そうなんですね、ありがとうございます」と言いつつ、前田さんが追記事項を告げた際は、“ハッ”とした様子だったのだとか。
「おせっかいかもと思いましたが、『ネットが使用できるならホームページから予約をした方がよいですよ。電話だとお名前を聞くことになりますし、フロントを通さなければチェックインができませんから……』と伝えました」
前田さんはプライバシーのため、その客の情報は調べなかったが、無事にライブを楽しめていたらよいな……と思ったという。
「最近はツーベットの部屋で一般のお客様大歓迎!を謳うラブホもあります。ただ、ネオンがギラギラで入りにくいかもしれませんね」
◆ラブホ街で「探偵ごっこ」をするママサークル
さて、ラブホ街にはさまざまな人たちが行き交うのだが、当然そこに住んでいる人たちもいる。ご近所さんにはうわさ好きなママたちがいるそうで、そのママたちの「探偵ごっこ」について話してくれた。
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