“不倫旅行”の裏側を元旅行会社社員が暴露「手配は“阿吽の呼吸”」「最も気を使うのが連絡方法」
日刊SPA! / 2024年9月13日 15時53分
※写真はイメージです。
不倫経験者は男性で約7割、女性で約5割に上るという(一般社団法人 日本家族計画協会 家族計画研究センター『【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020』より)。
不倫の中でも、人目を気にせずイチャイチャできる「不倫旅行」は、カップルにとって最高の舞台だ。しかしその裏では知られざるドラマが展開されている。自宅のPCやスマートフォンを使って予約しようものなら、インターネットの履歴からバレる恐れがあるため、こっそりと旅行会社に駆け込む人々も。
本来、不貞行為は許されないものだ。わざわざ「これは不倫旅行です」なんて言うはずがない。旅行会社の社員たちは、なんとなく察しながらも大切な“お客様”として扱う。彼ら・彼女らの秘密を守るため、神経を尖らせて対応しているのだ。今回は元旅行会社社員の筆者が、不倫旅行の手配の舞台裏を明かす。
◆不倫旅行は“担当制”で対応
旅行の手配は、手隙の社員が対応するのが一般的だ。しかし、不倫旅行のような極秘案件では話が別。情報漏洩や連絡ミスのリスクを減らすために、特別に担当制にするケースが多い。
筆者が勤めていた店舗では、このような極秘案件は店長やリーダークラスが担当していた。彼らは旅行業界の仕組みを知り尽くし、宿泊施設とのコネクションも豊富。さらに、長年の経験から、お客様の要望を察する力も抜群なのだ。
実際に、こんな会話を耳にしたことがある。
お客様:「東北方面の静かでいい所に泊まりたいんだけど……」
店長:「かしこまりました。お二人だけでゆっくりお過ごしいただける宿をご紹介いたします」
なんとも言えない空気が流れる中、店長は感じのいい対応で乗り切っていた。さすがベテラン。3年目の筆者も陰から小さく拍手をした記憶がある。
◆“常連”になれば、リスクは激減!?
カップルが不倫旅行を計画する上で、最も安全なのは「リピーター」になること。なぜなら、毎回同じ説明をする必要がなくなるからだ。特に海外旅行となると、同行者の詳細な情報が必要になる。パスポート情報に始まり、住所や連絡先まで……。これらをスマホやメモに残すのは危険極まりない。
しかし、“いつもの”旅行会社なら話は別。一度伝えた情報は社内システムに記録され、次回からは確認程度で済むのだ。不倫相手との余計なやりとりが減り、バレるリスクも大幅に減る。場所さえ決まれば流れるように手配が完了。
常連になれば、こういった“阿吽の呼吸”で手配が進むのだ。
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