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「マックの月見バーガー」は「黄身」が残念。“月見感”を楽しめるのは“意外なチェーン店”

日刊SPA! / 2024年9月13日 8時53分

「マックの月見バーガー」は「黄身」が残念。“月見感”を楽しめるのは“意外なチェーン店”

月見バーガーの蒸し焼きたまごは、固ゆで状態。

月見バーガー、個性が光る。
暑い夏がまだまだ収まらない9月ではありますが、食の世界では少しずつ秋の気配が漂いはじめました。中でも真っ先に思い浮かぶのが、中秋の名月にちなんだ「月見バーガー」。今やファーストフードチェーンはこぞって月見メニューを発売。マクドナルドの月見バーガーをイメージする方も少なくないでしょうが、結論から申し上げれば、マックだけではもったいない!他を見渡すと超個性的で、同コンセプトでここまでオリジナリティを打ち出せるケースは珍しいかもしれません。つまり客の立場からすると、楽しみが広がっているということ。

そこで今回は、現在発売中の新作・月見バーガーをずらりと実食。マックを基準にしながら、特に個性が光った2店を素直にレポートしていきたいと思います。

◆マクドナルドの月見バーガーは軽かった?

まずマクドナルドの月見バーガーで確認しておきたいのが、期待と現実とのギャップ感についてです。月見バーガーは1991年から販売されているロングセラー商品であるため、すでに一度は食べた経験がある人も少なくないでしょう。改めてメニュー写真を見てみると、黄金色に輝く目玉焼きが中心に挟まり、リッチで重厚な雰囲気がたっぷり漂っています。とくに新発売の「芳醇ふわとろ月見」は、そのネーミングからの期待度はふくらむばかり……。ふわとろ感はどんなものなのでしょうか?

まずは王道の月見バーガーを実食する前に、重さを計測してみました。重量は、163グラム(筆者による計測、包み紙を含む重量)。手に持った時の実感には個人差があるものの、私は軽いなと感じました。つまりボリューム感で勝負しているわけではないということ。そしてバーガーの中身を確認してみると、月見部分で気になることに気がつきました。

◆「黄身」と「バンズ」が気になってしまった

それは、月(黄身)がはっきり美しく際立っていないということ。しっかり蒸し焼きにしたたまごは白身も黄身も固ゆで状態であり、境界線はぼんやりしています。秋の月といえば明るくきれいに見えるのが特徴で、そのイメージが期待として追い打ちをかけるとすれば、商品写真と実物とではやや解離があるかもしれません。だからと言っておいしくないというわけではありません。100%ビーフのパティ、目玉焼き、ベーコンにトマトクリーミーソースの組み合わせは、クラシカルな味わいで王道感があります。1個でガッツリ満足感を得るようなプレミアムバーガーを期待するのではなく、気軽なスナック感覚として味わうのが賢明です。

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