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「月に1回は欠かせない」27歳OLが上司とのお泊りを“福利厚生”と語る理由――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年9月15日 15時45分

◆大きな失敗に対して上司の反応は…

 そんな上司と男女関係に至ったのは、菅野さんがどん底の状況にいた時だった。

「就職して2年目のころ。きつい現場が続いて、出勤時に吐いてしまうぐらい精神的に追い詰められていたことがあったんです。2年もやったし、もう辞めようとすら思っていました。そんな時にわりと大きな失敗をしてしまって……その時にフォローしてくれたのがその上司でした」

 今までの上司なら、菅野さんの至らない点をあげつらい、叱責するようなところにもかかわらず予想に反した対応を見せてくれたのだとか。

「工期を伸ばすことになってしまい、クライアントから思いっきり怒られたんです。しかし、上司は『ここまで現場に向き合うのはなかなかできることじゃない』って褒めてくれたんです。私の失敗も丁寧にフォローしてくれて……仕事が認められている感じがしたのは、初めての経験ですごく嬉しかったんです」

◆助けてくれた上司を異性として意識

 ある時にそんな上司と飲みにいくことになり、今まで思い悩んでいたことを打ち明けた。

「年配の職人さんにセクハラされていて、何の気なしにそのことで愚痴をこぼしたんです。そうしたら『君に対してそんな真似をするヤツは許さない。俺が何とかする』と。実際、ほどなくしてセクハラしてきた職人さんの姿がなくなりました。人づてに聞いた話ですが、何らかの力が働いたようで……」

 自らを助けてくれた上司を異性として意識するまでさほど時間はかからなかった。それから何度か2人で飲みに行き、菅野さんは上司と身体の関係を持った。関係はその後長らく続いている。

「飲みに行って、仕事の話をして褒めてもらう。それからホテルに行くか、ウチに来て……っていう感じで、月に1回モチベーションを保つうえで欠かせない行事のようになっています。正直、今も仕事はつらいですが、その時のためだけにがんばっている感じはありますよ。どんな福利厚生よりも役に立っていると思っています」

 充実した日々を送っているかと思いきや、目下の悩みがあるそうだ。

「前の部署にいた時に一緒だった事務の女性社員と怪しい感じがして……。今は仕事の接点はないはずなのに、ちょいちょい連絡を取っているみたいで。こればっかりは許せないんですよね……」

 仕事を続ける理由は人それぞれ。あなたの同僚も意外なことをモチベーションにして、仕事に励んでいるのかもしれない。

<TEXT/和泉太郎>

【和泉太郎】
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

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