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老舗寿司チェーン「かっぱ寿司」でひとり飲みの興奮。100種類以上ある“110円メニュー”すべてが極上の肴だ

日刊SPA! / 2024年9月19日 15時52分

◆天ぷら屋なみのクオリティ

 お、ビールとなす天がやってきたぞ。醤油は「特選」「減塩」「だし」と3種類あって、ここはだし醤油かな。

 揚げたてのなすをぱくりとほおばると、ざくざくっとした衣の下から、あっつあつとろっとろのなす。心のなかで思わず「天ぷら屋!」と叫ぶ。なすの下にはおろししょうがが隠れていて、それがまたいい。ビールを飲む勢いがさらに加速してゆく。

 ちなみに、タブレットに表示された現時点での合計金額が1386円。それでもじゅうぶんすぎるほど安いが、僕は生ビール半額の権利を得ているので、1杯ぶんは無料で飲めてしまっているわけだ。つまり、正確な合計額は847円。って、計算してみたら、引くほど安いな……。

◆作法などない自由な時間

 なすとビールの2セット目を堪能し、そろそろ日本酒&寿司タイム。「松竹梅 豪快 辛口(冷酒)」(539円)を。寿司はさんざん悩んだ末、「上煮穴子一本」(374円)、「かにみそマヨ」(110円)、「こぼれかにカマコーンマヨ鬼ペッパー包み」(110円)の3種類を頼んでみることにした。すぐに、レーンで目の前に到着しだす寿司たち。

 メニューに「直火炙り」と書かれていた上煮穴子、目の前に置くだけでふわりと香ばしい。当然これを、ぱくっとひと口ではいかない。穴子の身をはしから少しずつ切り取っては、くいっと酒のつまみにする。甘めのたれが染みたふわとろの身が、めちゃくちゃうまいな。

 かにみそマヨも、作戦としては同様だ。本当は人に話すのもはばかられることだが、僕は回転寿司でかにみそ軍艦を頼み、これまたひと口ではいかず、箸でちびちびとかにみそだけをつまみとりながら酒を飲むのが好きなのだ。かっぱ寿司のかにみそ軍艦は、みそがたっぷりで嬉しい。最後に食べることになる、うっすらかにみそ味の残ったマヨネーズ軍艦も悪くない。けれどもこのことは、絶対に口外はしてほしくないし、はしたないので決してまねもしないでほしい。これは、自分が楽しんだかっぱ寿司飲みの記録を正直にお伝えしておこうという、僕なりの誠実さなのだ。

◆カオス感のある軍艦巻き

 こぼれカニカマコーンマヨ鬼ペッパー包みだけは、海苔で巻いてそのカオス感を、開発者の想いとともにひと息に味わうのが良さそうだ。とにかく、楽しくなってきたぞ!

 予想どおりにそれぞれが、寿司でありながらいい酒のつまみでもあり、それらをひとりじめする自由な時間が最高に楽しい。こぼれかにカマコーンマヨ鬼ペッパー包みは、記載されているすべての食材の味がそのまま口に広がるという感じで、ちょっと微笑ましくも、うまくないわけがない。

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