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「健康診断をサボり気味の人」のほうが長生きできる!? “正常値の維持”にメリットはない

日刊SPA! / 2024年9月19日 8時45分

 薬を飲むことで副作用が現れていないか気にしてくれたり、ほかにどんな薬を飲んでいるか聞いてくれたりするでしょうか?

「そのような理由もないのに、『近いから』とか『大きい病院だから』といった理由だけでその医者のところに通っているとしたら、さしあたっての病気は治ったとしても、結果的には薬漬けになったりして、真の意味での健康からは遠ざかる危険があります」と警鐘を鳴らします。

◆大切なのは健康なうちに医者を比較検討しておくこと

 本格的に具合が悪くなってしまってからだと医者探しなどやる余裕はなくなりますので、大事なのは、比較的健康状態がいいときに、「健康相談」という名目でいろんな病院に行き、医者を比較検討しておくことです。

 高齢者をたくさん診ているような医者から当たっていくのが良いと思いますが、周りの人たちからの評判がいいからと言って、その医者があなたにとってもいい医者であるとは限りません。実際に会って話してみて、自分と本当に合うのかどうかを、自分自身で判断してください。

文/和田秀樹 構成/日刊SPA!編集部

【和田秀樹】
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。 東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、 現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。 高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。 ベストセラー『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)など著書多数。

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