「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
写真/産経新聞社
時間の問題とみられていたドジャース・大谷翔平の「50本塁打&50盗塁」。前人未到の大記録は、我々の想像をはるかに超える方法で成し遂げられた。
◆「6打数6安打・3本塁打・2盗塁」で偉業達成
「48本塁打&49盗塁」で迎えた19日(日本時間20日)のマーリンズ戦。1番指名打者で先発した大谷は、初回の第1打席でライトへ二塁打を放つと、4番ウィル・スミスの打席で三盗に成功。まずは今季の盗塁数を50個に乗せた。
その後は得点圏に走者を置いた場面で2本の適時打が飛び出し、早くも猛打賞を記録。チャンスに弱いイメージを払拭すると、第4打席から3打席連続本塁打の離れ業を見せ、2回表の盗塁を含めて、「51-51」にまでその数字を伸ばした。
結局、この日の大谷は6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁の大爆発。ドジャースが挙げた20得点の半数を大谷一人が叩き出した形だ。
◆現地実況も歴史的瞬間に大興奮
そんな大谷が3本目のアーチを描いた直後には、現地放送局のアナウンサーも「野球史上最高の日だ!」「彼は人間じゃない!」と興奮気味に実況。ところがその後、信じられない光景を目にしたアナウンサーが約20秒間の沈黙に陥ると、コンビを組む解説者から「大谷のせいで言葉を失っているね。ただ彼を見ていたいんだろ……」というツッコミが入ったほどである。
この日の打棒爆発で大谷は一気に「54-54」ペースにギアアップ。今の勢いなら、「55-55」すら通過点となりそうな雰囲気を漂わせている。
◆シーズン開幕前に立ちはだかった壁
チームの153試合目で区切りの「50-50」を達成した大谷。改めてその活躍を振り返っておくと、ドジャース1年目の今季は決して順風満帆な船出ではなかった。
まず、ドジャースと10年総額7億ドル(当時のレートで約1034億円)の超大型契約を結んだ大谷だが、そのうちの6億8000万ドル(約1005億円)が契約満了後の後払いという内容だった。これはチームが支払う贅沢税を低く抑えることに繋がるため、チーム並びに提案者の大谷を批判する論調も目立った。
また、大谷は開幕直後にも予期せぬトラブルに見舞われた。3月の韓国・ソウルシリーズでパドレスを相手にデビューした大谷は、2試合で10打数3安打とまずまずの滑り出しを見せていた。ところが、ここで巻き起こったのがあの狂騒曲だ。
大谷にとって“最高の相棒”だった水原一平氏の違法賭博問題である。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ドジャース・大谷翔平が史上初DH専任でMVP、真美子夫人&愛犬デコピンと喜び「みんなでつかみとったもの」
スポーツ報知 / 2024年11月22日 8時52分
-
大谷翔平が刻む「伝説の日」 史上最高の試合に公式推薦…X賛同「言葉はいりません」
Full-Count / 2024年11月12日 11時33分
-
1014億円移籍、電撃結婚、裏切り、史上初50-50…大谷翔平“伝説の1年”惜しまれながらも遂に完結
THE ANSWER / 2024年10月31日 17時42分
-
大谷翔平、また成し遂げる史上初 悲願の世界一でほぼ確定、“4つの偉業”同時達成
Full-Count / 2024年10月31日 16時8分
-
大谷翔平「誇りに思う」 世界一で感慨…ド軍ナイン、球団、真美子夫人&デコピンに感謝
Full-Count / 2024年10月31日 14時7分
ランキング
-
1プレミア12で連覇狙う日本が決勝進出 台湾と決勝戦 米国がベネズエラとの激闘制す…ナイターの台湾戦待たずして
スポーツ報知 / 2024年11月23日 15時18分
-
2「私は重い不安障害とADHDを患っている」 女子フィギュアで輝く裏で…人知れぬ葛藤を抱えて立つリンク
THE ANSWER / 2024年11月23日 8時13分
-
3侍J清宮にイチロー氏から愛の鞭「牽制は捕れよ!」 後逸イジリに決意新た「めちゃめちゃ頑張れそう」
THE ANSWER / 2024年11月23日 17時43分
-
4西武・西口新監督、ファン感で今井達也の開幕投手を明言 2年連続での大役…異例の早期発表
Full-Count / 2024年11月23日 16時0分
-
5神戸が5大会ぶり2度目の天皇杯V 1953年以来の関西対決…宮代が決勝弾、G大阪は宇佐美不在響く
FOOTBALL ZONE / 2024年11月23日 15時54分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください